4月26日にMCUの集大成となる『アベンジャーズ / エンドゲーム』が日本、そしてアメリカで一般公開されました。
Comingsoon.netによれば『アベンジャーズ / エンドゲーム』は公開から現在7日(中国などの先行上映含む)で既に14億8000万ドルを突破したとのこと。このペースでいくと現在世界興行収入1位『アバター(2009)』の27億8800万ドルを越えて歴代最高興行収入の記録を塗り替える可能性も出てきていると言われています。
そして現在、MCUには全部で22の作品が存在しています。本記事では11年かけて生み出されてきたこれら22作品の評価を、映画評論サイトRotten Tomatoesでの評価を元にランク付けしてみました!
MCU評価ランキング
第22位『インクレディブル・ハルク』
評論家の評価は67%、一般の評価は70%
MCUの中では2作目となる作品で、ハルクを主役にした唯一の作品でもあります。
キャプテン・アメリカ誕生のきっかけになった「超人血清」によってハルクとなってしまったブルースは、「超人血清」を巡る戦いに巻き込まれていきます。
第21位『マイティ・ソー / ダーク・ワールド』
評論家の評価は67%、一般の評価は76%
MCUの中では8作目となる作品で、ソーのシリーズでは2作目となる作品です。
インフィニティ・ストーンの1つリアリティ・ストーンがエーテルという名前で初めて登場します。
第20位『アイアンマン2』
評論家の評価は73%、一般の評価は71%
MCUの中では3作目となる作品で、アイアンマンシリーズでは2作目となる作品です。
アイアンマンという「兵器」、そしてそのテクノロジーが世界を守ると同時に危険ももたらしていきます。また、エンドクレジットで『マイティ・ソー』に繋がるシーンが登場したことから、ここからMCUとしての世界が繋がっていくようになります。
第19位『アベンジャーズ / エイジ・オブ・ウルトロン』
評論家の評価は75%、一般の評価は83%
MCUの中では11作目となる作品で、「アベンジャーズ」シリーズでは2作目となる作品です。
世界の平和を守るアベンジャーズという存在が、同時に危険をもたらす存在でもあると世間に認識されていきます。
第18位『マイティ・ソー』
評論家の評価は77%、一般の評価は76%
MCUの中では4作目となる作品で、「マイティ・ソー」シリーズでは最初の作品になります。
ソーの住む国アスガルド、そしてインフィニティ・ストーンの1つであるスペース・ストーンが入ったテッセラクトが初めて登場します。
第17位『キャプテン・マーベル』
評論家による評価は78%、一般の評価は56%
MCUの中では21作目となる作品です。
「アベンジャーズ」が結成される以前の1995年という時代を描いた作品です。インフィニティ・ストーンの1つであるスペース・ストーンが入ったテッセラクトが登場します。
ちなみにMARVEL STUDIO制作の映画で女性が単独主役の作品はこれが初となります。
第16位『アイアンマン3』
評論家による評価は79%、一般の評価は78%
MCUの中では7作目となる作品で、「アイアンマン」シリーズでは3作目となります。
1作目の『アイアンマン』でトニーを拉致した集団テン・リングスとの因縁に決着をつける作品となっています。
第15位『キャプテン・アメリカ / ザ・ファースト・アベンジャー』
評論家による評価は80%、一般の評価は74%
MCUの中では5作目となる作品で、「キャプテン・アメリカ」シリーズでは1作目となる作品です。
MCUの中では最も古い1940年代を舞台にしており、キャプテン・アメリカ誕生にまつわる内容になっています。インフィニティ・ストーンの1つであるスペース・ストーンが入ったテッセラクトが登場します。
第14位『アントマン』
評論家による評価は82%、一般の評価は86%
MCUの中では12作目となる作品で、「アントマン」シリーズでは1作目の作品です。
今後のMCUに大きく関わってくる「量子世界」という世界が初めて登場します。またハンク・ピム博士が初登場し、かつてS.H.I.E.L.D.にいたことなど、MCUの過去の歴史に関わることも少し明らかになります。
第13位『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー : リミックス』
評論家による評価は84%、一般の評価は87%
MCUの中では15作目となる作品で、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズでは2作目の作品です。
地球人と宇宙人のハーフであるピーターの出自が明らかになります。そしてフェーズ4以降のMCUに関わってきそうな伏線がたくさん描かれている作品でもあります。
第12位『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』
評論家による評価は85%、一般の評価は91%
MCUの中では19作目となる作品で、「アベンジャーズ」シリーズでは3作目となる作品です。
これまでの18作のMCU作品の物語が一気に収束していく作品です。この後の物語はそのまま『アベンジャーズ / エンドゲーム』に繋がります。
第11位『アントマン&ワスプ』
評論家による評価は88%、一般の評価は76%
MCUの中では18作目となる作品で、「アントマン」シリーズでは2作目となる作品です。
前作の『アントマン』よりもさらに深く量子世界について描かれています。またこの作品のラストは『アベンジャーズ / エンドゲーム』に繋がっていきます。
第10位『ドクター・ストレンジ』
評論家による評価は89%、一般の評価は86%
MCUの中では14作目となる作品で、「ドクター・ストレンジ」シリーズで1作目の作品です。
これまでのMCUにはなかった「魔術」という概念が登場します。
またインフィニティ・ストーンの1つでもあるタイム・ストーンが入ったアガモットの目も登場します。
第9位『キャプテン・アメリカ / ウィンター・ソルジャー』
評論家による評価は90%、一般の評価は92%
MCUの中では9作目となる作品で、「キャプテン・アメリカ」シリーズでは2作目となる作品です。
「アベンジャーズ」結成のきっかけとなるS.H.I.E.L.D.の秘密が明らかになります。
また、インフィニティ・ストーンの1つであるマインド・ストーンをつけたセプターも登場します。
第8位『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
評論家による評価は91%、一般の評価は92%
MCUの中では10作目となる作品で、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズの1作目となります。
これまでのMCU作品とは違い、宇宙が主な舞台になります。
また、インフィニティ・ストーンの1つであるパワー・ストーンが入ったオーブが登場します。
第7位『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』
評論家による評価は91%、一般の評価は89%
MCUの中では13作目となる作品で、「キャプテン・アメリカ」シリーズでは3作目となる作品です。
「ソコヴィア協定」をきっかけにアベンジャーズが分裂していく様子が描かれています。
また、スパイダーマンやブラックパンサー等の新キャラクターも登場します。
第6位『アベンジャーズ』
評論家による評価は92%、一般の評価は91%
MCUの中では6作目となる作品で、「アベンジャーズ」シリーズでは1作目の作品です。
アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイが初めて集結して宇宙との脅威と戦う様子を描いています。
インフィニティ・ストーンの1つであるスペース・ストーンが入ったテッセラクト、マインド・ストーンがついたセプターが登場します。
第5位『スパイダーマン : ホームカミング』
評論家による評価は92%、一般の評価は88%
MCUの中では16作目となる作品で、「スパイダーマン」シリーズの1作目となります。
『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』の後のスパイダーマンを描いています。
第4位『マイティ・ソー / バトルロイヤル』
評論家による評価は92%、一般の評価は87%
MCUの中では17作目となる作品で、「マイティ・ソー」シリーズでは3作目の作品です。
『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』に登場しなかったソーとハルクの様子が描かれています。この作品のラストは『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』に繋がります。
第3位『アイアンマン』
評論家による評価は93%、一般の評価は91%
MCUの記念すべき第1作目の作品で、「アイアンマン」シリーズの1作目でもあります。
「アイアンマン」というヒーローの誕生、そしてその存在が世界に認識される作品です。
第2位『アベンジャーズ / エンドゲーム』
評論家による評価は95%、一般の評価は90%
MCUの中では22作目の作品であり、「アベンジャーズ」シリーズで4作目となります。
これまでの21作全ての作品に幕を閉じる集大成となります。『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』の直後が描かれています。
第1位『ブラックパンサー』
評論家による評価は97%、一般の評価は79%
MCUの中では18作目となる作品です。
『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』で初登場したブラックパンサーを中心に、超文明国ワカンダを描いています。このラストは『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』へ繋がっていきます。
MCU作品で堂々の1位は『ブラックパンサー』でした!この背景には「人種や国籍といった壁を取り払う」といった『ブラックパンサー』の作中に描かれているメッセージが多くの観客に届いたことが挙げられます。それは当時のアメリカの社会問題と大きく重なっていたこともあり、大統領夫人がTwitterで『ブラックパンサー』のことをツイートしたほど。
いまやMARVEL作品は単なるヒーロー映画の枠を超えて社会現象になるほどの映画になっています。『アベンジャーズ / エンドゲーム』が公開されて一旦の幕を閉じましたが、まだまだMCUの歴史は続いていきます!
source : Rotten Tomatoes , Comingsoon.net