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[マーベル]ネタバレMCU1作目『アイアンマン』観てない人も完璧にわかるあらすじ解説

装着せよ。強き自分

『アイアンマン』は2008年に公開された、MCU(Marvel Cinematic Universe)と呼ばれる大きなプロジェクトの記念すべき最初の映画で、全てはここから始まっています

MCUはフェーズ1〜フェーズ3と分けられていて、今作はもちろんフェーズ1の位置付けになります。

制作費は1億4千万ドル、世界興行収入は5億8500万ドルと好調なスタートとなりました!

SPOILER ALERT!

ここからは『アイアンマン』の内容を丁寧に解説してまとめています。もちろんネタバレありです。



主な登場人物

トニー・スターク(アイアンマン)  /  ロバート・ダウニー・Jr

©︎2008 MARVEL STUDIO

大富豪の天才発明家で巨大軍需産業「スターク・インダストリー」のCEO。アイアンマンの中の人。日本人だと高田純次に似ていると思うのは僕だけだろうか。
ロバート・ダウニー・Jrはアメリカ出身の1965年生まれ。『アイアンマン』のプロモーションで来日した時に入国管理局で6時間の足止めを食ったり、レストランで牛肉にあたって食中毒になるなど散々な目にあっている。

ヴァージニア・”ペッパー”・ポッツ /  グウィネス・パルトロウ

©︎2008 MARVEL STUDIO

トニーの秘書。仕事も世話もなんでもこなすしっかり者だが、自分の誕生日プレゼントをトニーのカードで支払ったりとちゃっかりやる人。あだ名の「ペッパー」は原作で「そばかすや赤毛が胡椒瓶を思わせる」という理由でトニーがつけた。
グウィネス・パルトロウはアメリカ出身の1972年生まれ。2013年に発表された「最も美しいひと」で1位になる。

ジェームズ・“ローディ”・ローズ /  テレンス・ハワード

©︎2008 MARVEL STUDIO

アメリカ空軍武器開発部の中佐でトニーの親友。この「アイアンマン」ではテレンス・ハワードが演じているが以降のMCU作品ではドン・チードルが演じている。
テレンス・ハワードはアメリカ出身の1969年生まれ。ローディ役が今作限りなのはギャランティの問題らしい。

オバディア・”オビー”・ステイン /  ジェフ・ブリッジス

©︎2008 MARVEL STUDIO

トニーの父ハワード・スタークの友人でスターク・インダストリー社創設時のメンバー。現在はトニーを支えるNo.2のポジション。
ジェフ・ブリッジスはアメリカ出身の1949年生まれ。何度もアカデミー賞にノミネートされるも受賞ならずで「最も過小評価されている俳優」で1位に選ばれている。



ストーリー解説

トニーがテロ集団に誘拐される

巨大軍需産業「スターク・インダストリーズ」の社長であるトニー・スタークは、自身が開発したクラスターミサイル「ジェリコ」のプレゼンのため、アフガニスタンにいる親友のローディとアメリカ空軍を訪問します。
プレゼンは成功したものの、その移動中トニーはテロリスト「テン・リングス」に襲撃され、自社製のミサイルを撃ち込まれて意識を失ってしまいます。

スターク・インダストリーの最新兵器「ジェリコ」©︎2008 MARVEL STUDIO

目が覚めたトニーはゲリラの本拠地である洞窟に拉致されていて、胸には車載用バッテリーに繋がった電磁石が取り付けられていました。それはトニーの心臓周辺に突き刺さったミサイルの破片を止めておくための装置で、しかもトニーはあと1週間で命を落とすという危険な状態でした。
ゲリラの本拠地には横流しされたスターク・インダストリーズ社製の武器が所狭しと並んでおり、トニーは「ジェリコ」を造るように脅されます。

半永久発電機関「アークリアクター」とアイアンマンの開発

やむなく「ジェリコ」製造に取り掛かったトニーは、同じく捕虜で彼に電磁石を取り付けて救命措置を施したインセン博士と一緒にエネルギーを生み出す熱プラズマ反応炉「アーク・リアクター」の小型版をこっそり開発します。
これはプラズマ技術を使った発電機で、インセン博士曰く「人生50回分は心臓を動かせる」ほどの発電力を秘めたとんでもない代物でした。

小型アーク・リアクターを胸に接続して生命維持を可能にさせたトニーは、続いてアーク・リアクターと連動するパワードスーツ「マーク1」を開発します!

マーク1をトニーに装着しているインセン博士。 ©︎2008 MARVEL STUDIO

インセンが自らの命を引き換えにして時間を稼ぎ、その間にアーマーを起動させたトニーは、圧倒的なパワーでゲリラを退けて脱出します。
その後、マーク1が壊れてアフガニスタン辺境の砂漠に墜落したトニーは、アメリカ軍の捜索隊に保護されてアメリカに帰還しました。



スタークインダストリーズが兵器開発から手を引くことを発表

世界平和のために製造していたつもりの自社製品がゲリラの手に渡り、皮肉にも命を奪うテロの道具として使われていた事を知ったトニーは記者会見で軍需産業からの撤退を宣言。そして犯罪者やテロリストと戦うために新たなアーマーの開発を秘密裏に進めます。

自宅の地下ラボでテストをくり返すトニー。シルバーのMark2も個人的には好き ©︎2008 MARVEL STUDIO

試作品の「マーク2」を経て完成品の「マーク3」を完成させ、正体を明かさず1人で犯罪者やテロリストとの戦いを始めるトニー。突如としてアメリカに誕生したこのスーパーヒーローを、マスコミは「アイアンマン」と呼ぶようになりました。

オバディアはテロ集団テン・リングスと繋がっていた!

一方、副社長のオバディア・ステインは軍需産業から得られる利権を惜しみ、トニーに軍需産業からの撤退を考え直すよう説得しますが、トニーは断固として拒否します。
そこでオバディアはスターク・インダストリーズの乗っ取りを目論み、役員会でトニーの解任要求を提出しました。

そしてトニーへの復讐に燃えていたテン・リングス達を利用してアフガニスタンの砂漠に散らばった「マーク1」の残骸を回収し、それらを元に自分用のパワードスーツ「アイアンモンガー」を開発します。

アイアンモンガーとオバディア。マーク3の3倍ぐらい大きい。 ©︎2008 MARVEL STUDIO

オバディアがトニーのアーク・リアクターを強奪

オバディアはアイアンモンガーを開発しましたが、それを起動させるには膨大なエネルギー装置が必要になります。そこでオバディアはトニーを不意打ちして胸部のアーク・リアクターを奪い去ってしまいます。

瀕死のトニーはなんとか「マーク1」で使用した予備のアーク・リアクターを装着して復活。オバディアの元へ向かいます。



アイアンモンガーを倒す

トニーは暴れまわるアイアンモンガーに戦いを挑み、ペッパーと協力して会社にある巨大なアーク・リアクターのエネルギーをオーバーロードさせてアイアンモンガーを破壊しました。

この事件の後、インタビューでトニーは「私がアイアンマンだ」と世界に公表します
その後S.H.I.E.L.D.のリーダー、ニック・フューリーが自宅に現れ「君にアベンジャーズの話をしに来た」と告げます。
ここからヒーロー集団「アベンジャーズ」が結成されていくのです!

今後のために押さえておきたいポイント

  • トニーはアイアンマンのスーツだけでなく、アーク・リアクターも作りましたね!今後の作品にも登場してきます。元々自分の心臓を守るために作られましたが、これからは主にアイアンマンスーツの動力源としての役割を果たしていきます。
  • フィル・コールソンやニック・フューリーといったS.H.I.E.L.D.のメンバーが登場しました。今後彼らの動きによって、宇宙外の脅威に対抗するチーム「アベンジャーズ」が結成されていきます!
  • トニーを拉致したテロ組織「テン・リングス」は今後の「アイアンマン」シリーズにも関わってきますので覚えておきましょう!

MCUの次の作品は『インクレディブル・ハルク』です!

 

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