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[マーベル] ネタバレMCU6作目『アベンジャーズ』観てない人もこれで完璧なあらすじ解説

「日本よ、これが映画だ。」

『アベンジャーズ』は2012年に公開された映画で、全部で4作品ある「アベンジャーズ」シリーズの最初の作品であり、MCU(Marvel Cinematic Universe)の中では『キャプテン・アメリカ /  ザ・ファースト・アベンジャー』に続く6作目になる作品です!

[マーベル] ネタバレMCU5作目『キャプテン・アメリカ / ザ・ファースト・アベンジャー』観てない人もこれで完璧なあらすじ解説「なぜ彼は、世界最初のヒーローと呼ばれたのかー。」 『キャプテン・アメリカ /   ザ・ファースト・アベンジャー』は2011年に公開さ...

MCUでの位置付けとしてはフェーズ1最後の作品となっています。

制作費は2億2千万ドル、世界興行収入は15億ドルと大成功をおさめました!

小ネタですが、トニーが今回装着するアーマー「マーク7」。このアーマーを遠隔操作するブレスレットはなんと大阪の健康器具販売会社「Colantotte(コラントッテ)」の実際の商品!
劇中にもこちらの社長が家族でカメオ出演しているそう!すごい!

Colantotteの商品「マグチタNEO レジェンド」を着けるシーン ©︎2012 MARVEL STUDIO
SPOILER ALERT!

※ここからは『アベンジャーズ』の内容を丁寧に解説してまとめています。もちろんネタバレありです!



主な登場人物

トニー・スターク(アイアンマン)  /  ロバート・ダウニー・Jr

©︎2012 MARVEL STUDIO

「スタークインダストリーズ」元CEOでアイアンマンの中の人。今作では最新のアーマー「マーク7」を装着して戦う。
ロバート・ダウニー・Jrはアメリカ出身の1965年生まれ。今作『アベンジャーズ』のギャラはなんと50億円!稼ぎすぎ!

スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)  /  クリス・エヴァンス

©︎2012 MARVEL STUDIO

第二次世界大戦から70年の冷凍を経て目覚めた「スーパーソルジャー計画」の超人。アベンジャーズのリーダー。
クリス・エヴァンスはアメリカ出身の1981年生まれ。母親はダンサー。

ブルース・バナー(ハルク)  /  マーク・ラファロ

©︎2012 MARVEL STUDIO

「スーパーソルジャー計画」の再現実験の失敗が原因で、怒るとハルクに変身してしまう天才生物学者。前作の『インクレディブル・ハルク』ではエドワード・ノートンが演じたが、今作以降はマーク・ラファロが演じる。
マーク・ラファロはアメリカ出身の1967年生まれ。元バーテンダー。

ソー /  クリス・ヘムズワース

©︎2012 MARVEL STUDIO

神の国アスガルドの王、オーディンの息子。ムジョルニアというソーにしか扱えないチート武器で雷を落としたり、空を飛んだりする。
クリス・ヘムズワースはオーストラリア出身の1983年生まれ。奥さんはスペインの女優エルサ・パタキー

ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)  /  スカーレット・ヨハンソン

©︎2012 MARVEL STUDIO

S.H.I.E.L.D.のエージェントで身体能力抜群なスパイ。今作で過去がちょっと明らかになる。
スカーレット・ヨハンソンはアメリカ出身の1984年生まれ。2006年に「世界でもっともセクシーな女性100人」のトップに選ばれている。

クリント・バートン(ホークアイ)  /  ジェレミー・レナー

©︎2012 MARVEL STUDIO

S.H.I.E.L.D.のエージェントで百発百中の弓の使い手。今作では中盤まで敵役で登場するが以降はアベンジャーズのメンバーとして戦う。
ジェレミー・レナーはアメリカ出身で1971年生まれ。40歳年下の弟がいるとか!

ニック・フューリー /  サミュエル・L・ジャクソン

©︎2012 MARVEL STUDIO

S.H.I.E.L.D.の長官。『マイティ・ソー』や『キャプテン・アメリカ /  ザ・ファースト・アベンジャー』でも、スティーブやソーをアベンジャーズにスカウトしていた。
サミュエル・L・ジャクソンはアメリカ出身の1948年生まれ。2011年には「史上最高の興行収入を上げた俳優」としてギネス記録に載っている。

ロキ /  トム・ヒドルストン

©︎2012 MARVEL STUDIO

ソーの義弟で今作の敵。『マイティ・ソー』でソーに野望を阻止されたことから復讐のためにジ・アザーと協力して地球を侵略する。
トム・ヒドルストンはイギリス出身で1981年生まれ。当初はソー役のオーディションに参加していた。

ジ・アザー /  アレクシス・デニソフ

©︎2012 MARVEL STUDIO

今作の敵「チタウリ」という種族のリーダーで、今後MCUに登場する最強の敵「サノス」の側近。ロキにテッセラクトを奪うよう脅す。
アレクシス・デニソフはアメリカ出身の1966年生まれ。映画よりもテレビドラマ出演の方が多いようだ。



ストーリー解説

テッセラクトを奪うために手を組むロキとチタウリ軍

マイティ・ソー』のラストでロキはアスガルドから宇宙空間に飛ばされていました。そこでテッセラクト奪取を企む種族チタウリと遭遇、テッセラクトのありかを知るロキはチタウリと地球を侵略する手を組むことにします。
(テッセラクトは『キャプテン・アメリカ / ザ・ファースト・アベンジャー』のラストでハワードが見つけた後にS.H.I.E.L.D.で保管されていましたが、『マイティ・ソー』のラストでロキに保管場所を知られています。)

チタウリはこんな感じの種族。©︎2012 MARVEL STUDIO

ロキがセプターの力でテッセラクトを奪う

地球では、S.H.I.E.L.D.の施設でテッセラクトの力を利用した兵器の開発が進められていました。そこにロキが出現、セプターという杖の力でホークアイやセルウィグ博士(『マイティ・ソー 』参照)の心を操って味方にしてしまいます。そしてテッセラクトを奪い、ロキは施設から脱出。

ロキがジ・アザーからもらった杖、セプター。実は先端の石は超重要アイテム「マインド・ストーン」©︎2012 MARVEL STUDIO



S.H.I.E.L.D.メンバーに召集されるヒーロー達

世界滅亡の非常事態を前にS.H.I.E.L.D.長官のニックはヒーローたちの最強チーム「アベンジャーズ」を招集することを決意しました。
ブラック・ウィドウはインドで身を潜めていたブルース(ハルク)に協力を要請します。
S.H.I.E.L.D.のエージェント、コールソンはトニー(アイアンマン)に協力を求めセルヴィグの研究資料を手渡しました。
ニックは、70年の眠りから覚めたスティーブ(キャプテン・アメリカ)に世界を救うよう説得しています(『キャプテン・アメリカ / ザ・ファースト・アベンジャー』のラスト)。

テッセラクトの力を安定させる金属イリジウムを入手するためにドイツに現れたロキは、駆けつけたトニー達にあっけ無く降参しました。
そしてそこにロキを連れ戻しにソーが地球に現れますが、ロキにアスガルドに戻るよう説得するも失敗。仕方なくトニーとスティーブに従ってS.H.I.E.L.D.の空母ヘリキャリアの中にある独房にロキを閉じ込めました。

S.H.I.E.L.D.が誇る飛行要塞ヘリキャリア。©︎2012 MARVEL STUDIO

S.H.I.E.L.D.の企みを知ったヒーロー達は早くも決裂

実はS.H.I.E.L.D.はテッセラクトの力で新たな兵器を作る研究を極秘で行っていました。ニック曰く、以前ソーが地球で戦った経緯から(『マイティ・ソー』参照)、S.H.I.E.L.D.は地球外からの脅威への対抗手段として研究を進めていた、という理由でのことですが激論の結果アベンジャーズは仲間割れしてしまいます。

さらに言えばこの研究のためにテッセラクトを保有していたことが、チタウリを地球に呼び寄せる原因になってしまいました。

襲われるヘリキャリア。そしてコールソンの死

その時ロキに操られていたホークアイがヘリキャリアを襲いエンジンを爆破。トニーとスティーブは協力して停止したエンジンを再起動させようとします。
ブルースは爆発の衝撃でハルクに変身して暴走するもソーがそれを食い止めます。ブラック・ウィドウは激しい格闘戦の末にホークアイを洗脳から解放しました。
しかし独房から抜け出したロキは駆けつけたソーを地上に投げ出し、さらにコールソンを殺害、セプターを奪い返してそのままヘリキャリアから脱出します。

コールソンの死に悲しむ一同でしたが、これをきっかけにアベンジャーズは再び結束する事になります。



チタウリ軍の侵略開始!迎え撃つアベンジャーズ

トニーとスティーブは、ロキの目的がアベンジャーズの打倒にとどまらず、自身の力を見せ付けて地上に君臨することであると気づきました。ロキは洗脳したセルヴィグ博士が作った装置を使って地球と宇宙空間を繋ぎ、宇宙からチタウリの艦隊を呼び寄せてついに侵略を開始します。

チタウリ軍の移動手段としても使われた飛行生物リヴァイアサン。船じゃなくて生物。©︎2012 MARVEL STUDIO

アベンジャーズは結束して、チタウリ軍を迎え撃ちます。奮闘するものの、無限のようにやって来るチタウリ軍にアベンジャーズは苦戦していました。

無情な核攻撃、戦いは終結へ

そんな様子を見ていたS.H.I.E.L.D.の本部は地球を守るためにニューヨークに核ミサイルを発射してしまいます。
トニーが発射された核ミサイルを下から持ち上げ、進行方向を曲げて宇宙空間に運んでからチタウリの母艦へ命中させたことで、チタウリ軍の動きを止めることに成功しました。

そして洗脳から解けたセルウィグ博士から助言を得たブラック・ウィドウが、ロキのセプターの力を使って宇宙と地球をつなぐ扉を閉じたことで戦いは終わりました。

今回の戦いで人々は、アベンジャーズをヒーローとする見方勝手に戦って街を破壊した集団とする見方に二極化します。
テッセラクトはアスガルドで管理することになり、ソーはテッセラクトとロキを連れてアスガルドに帰って行きました。
アベンジャーズは一時解散、また必要な時が来たら再集結することになりました。

一方チタウリ軍のリーダー、ジ・アザーはボスであるサノスに、地球侵略は一筋縄ではいかなかったことを報告します。そしてサノスはアベンジャーズに興味を持つように不適な笑みを浮かべます。

宇宙最強のサノスさん。©︎ 2012 MARVEL STUDIO



今後のために押さえておきたいポイント

  • アベンジャーズは地球を守るために戦いましたが、そもそも地球が狙われたのはテッセラクトを研究のために保有していたS.H.I.E.L.D.のせいです。アベンジャーズに対する世間の評価が二極化していることは今後の話にも関わってきます。
  • MCUの超重要アイテムの一つ、テッセラクトはソーがアスガルドで保管することになってロキと一緒に持って帰りました。
  • 今作で出てきたセプターという杖はMCUの超重要アイテムの一つです。セプターは今作のラストでナターシャが持っていたことから、そのままS.H.I.E.L.D.が保管することになります。
  • 今作のラストでサノスというキャラクターがちらっと登場します。このサノス、実は最強の敵とも言われる存在で今後のMCU作品に大きく関わってきます。

MCUの次の作品は『アイアンマン3』です!

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