昨年の夏、SDCC 2019で正式に発表された『ドクター・ストレンジ』の続編『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題 Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』は、作中にワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)が登場する、そしてDisney +で配信されるドラマシリーズ『ロキ』と繋がるということ以外、詳細は明らかになっていませんでした。
この度、キャスティングWebサイトBackstageが『ドクター・ストレンジ』続編に関するあらすじを投稿しました。これはマーベル・スタジオが公式に発表したものではないということに留意しつつ、その内容を読み解いていきたいと思います。
「『アベンジャーズ / エンドゲーム』の出来事のあと、スティーブン・ストレンジはタイム・ストーンに関する研究を続けている。しかし敵となったかつての友人が彼の計画に終止符を打ち、言葉では言い表せられない悪を解き放つのでした。」
まず、前半のストレンジがタイム・ストーンに関する研究を行なっているという文についてですが、タイム・ストーンを含む全てのインフィニティ・ストーンは『アベンジャーズ / エンドゲーム』で消滅しており、過去から集めたストーンもスティーブが元の時代に返したはずです。にも関わらずタイム・ストーンの研究を続けているということは、何らかの方法でストーンを復活させた可能性があります。何らかの方法で時間を巻き戻したのか、あるいはストレンジがトニーのタイムトラベルの方法を使ってタイム・ストーンを持つエンシェント・ワンのいるタイムラインへ移動したのか…
そして後半の敵になったかつての友人とは、十中八九ストレンジの兄弟子だったモルドのことでしょう。前作『ドクター・ストレンジ』のラストで、ストレンジとモルドは意見が分かれ、モルドは世界中に存在しすぎている魔術師を殺すことにしました。さらに言葉では言い表せられない悪とは、現時点ではまだ推測ですが、やはりかねてより噂されているナイトメアじゃないかと思います。
先日、前作に引き続き監督を務める予定だったスコット・デリクソン監督が降板したと報じられたばかりで、これらのあらすじは今後変更される可能性もあります。デリクソン監督の後任はまだ見つかっていないものの、今年の夏には撮影に入ると見られており、予定通り2021年の5月に公開される見通しです。
『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題 Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』は2021年5月7日に公開予定
source : Backstage