MCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)フェーズ4作品『シャン・チー・アンド・ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス(原題 Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings)』はまだ多くの詳細が不明ですが、ファンの間では本作について新たな推測が行われています。
『シャン・チー』はブルース・リー主演『燃えよドラゴン』のカンフー人気によって生まれた“マスター・オブ・カンフー”と呼ばれるマーベル初のアジア人ヒーロー。原作では世界の支配を目論む犯罪組織のボスである父親フー・マンチューを止めるために、シャン・チーは父親と戦うのです。
ややこしい話ですがフー・マンチューは元々マーベルのキャラクターではなく、イギリスの作家サックス・ローマーが作ったキャラクターのため、マーベル・スタジオはフー・マンチューの映像化の権利を所有していません。そのため、MCUで製作される『シャン・チー』には『アイアンマン(2008)』から紹介されているテロ組織「テン・リングス」のボス、マンダリンがシャン・チーの父親という設定になるのではないかと推測されているのです。
またある情報筋によれば、シム・リウ演じるシャン・チーとオークワフィナ演じるその妹ファー・ロー・スーはマンダリンの養子として描かれており、2人はその下で働きながら父親の行いが正しいことだと信じて育てられているそうです。この情報が正しければ『シャン・チー』では「テン・リングス」というテロ組織の裏で、マンダリンとシャン・チー、ファーという一つの家族の様子が描かれるのかもしれません。
なお、別の噂によれば『シャン・チー』は『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー(2018)』のサノスのスナップによる出来事の直後が舞台の前日譚になるとも言われています。
『シャン・チー・アンド・ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス(原題 Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings)』は2021年5月7日公開予定