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『TENET テネット』『ムーラン』公開延期の可能性が高まる ー サンフランシスコの映画館、営業再開はまだ先の見通し

クリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』とディズニーの実写映画最新作『ムーラン』の劇場公開がさらに延期される可能性が出てきました。『TENET テネット』は2020年7月17日、『ムーラン』は本来の2020年4月17日から2020年7月24日へと公開予定日が変更されていましたが、アメリカ・サンフランシスコの映画館は8月中旬の営業再開が見込まれているためです。



サンフランシスコは世界最大の映画館市場の一つ。The Hollywood Reporterによれば、サンフランシスコ市は映画館の営業再開を経済回復のための「フェーズ3」の段階にあるとしており、大手投資銀行B.RileyFBRのアナリストエリック・ウォルド氏は、サンフランシスコの営業再開の遅れはニューヨークとロサンゼルスにも影響を与えると指摘しています。

「3つの主要都市(と両州)がそれぞれ独自の経済活動再開のスケジュールを立てていることは認識していますが、サンフランシスコの劇場再開スケジュールが予想よりも遅れていることは、おそらく他の2つの主要都市にとっては良い結果にはならないと考えています。サンフランシスコだけならスタジオの決定に影響を与えるほどではないと考えていますが、3都市となると大きな影響を与えるものになってきます。」

アメリカの一部地域をはじめ、上海など世界各地で映画館の再開の動きは進みつつあります。ですがワーナー・ブラザーズは、全世界の80%の映画館が営業再開している状態でなければ『TENET テネット』を7月に公開するつもりはないとも発表しています。特に興行収入に大きな影響を与えるニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコの3都市における映画館の営業再開はマストだと考えてもいいでしょう。特に甚大な被害を受けているニューヨークでは、州内の経済活動が一部再開されているものの、いまだ映画館の営業再開について正確な見通しは立たない状況です。

このままでは『TENET テネット』の公開はおそらく延期されるだろうと予測していますが、『TENET テネット』の延期はすなわちその1週間後に公開予定の『ムーラン』にも影響を与えかねません。というか現時点でサンフランシスコの映画館が8月の営業再開を見込んでいるのであれば、ほぼ確実かも…?8月のいつ頃に再開するのかによっては『ワンダーウーマン 1984』の再延期も視野に入れておかなければいけません。



ちなみにノーラン監督は「すでに映画は完成しています。劇場の再開に向けて準備はできていますよ。」と述べていますが、最近公開された最新の予告動画には公開日の記載が消えていたことから、公開予定日の延期が検討されていると思われます。2億ドルという製作費がかけられた超大作なだけにいつかは劇場公開されるでしょうが、一体それがいつになるのか。とりあえず現時点ではワーナー・ブラザーズから公開延期の発表はされていません。

なお、日本国内の劇場は少しづつ営業を再開し始めており、合わせて延期されていた映画も続々と新たな公開予定日が発表され始めています。公開予定日が決まり次第以下の記事を更新しているので、こまめにチェックしていただけると幸いデス。

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source : The Playlist

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