『スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け(2019)』の公開が記憶に新しい『スター・ウォーズ』シリーズ。1977年に公開されたシリーズ最初の『スター・ウォーズ エピソード4 / 新たなる希望』から40年以上にもわたって続いてきた映画史に残る物語は一旦の幕を下ろしたわけですが、今後の『スター・ウォーズ』はどのような物語が紡がれていくのでしょうか。
MovieWebや他メディアによると、MCU作品『ドクター・ストレンジ』を監督したスコット・デリクソン監督はTwitter上で「もし『スター・ウォーズ』を作るとしたらどんな作品にしますか?」という質問に対して、「Rレートのホラー映画を作りたい」とコメントしたようです。ただデリクソン監督は新たな『スター・ウォーズ』映画を監督するわけではなく、あくまでも「もしやるとしたら?」という質問に答えただけだと主張しています。
「ただどんな種類の『スター・ウォーズ』を作りたいかって尋ねられただけです。僕はやるなら凍った惑星『ホス』を舞台にしたR指定ホラーがやりたいって答えました。これまでのキャラクターや物語とは全く関係なくて、『遊星からの物体X(1982)』や小説『狂気の山脈にて』のような作品にしたいですね。」
惑星ホスは『スター・ウォーズ エピソード5 / 帝国の逆襲(1980)』に登場した雪と氷に覆われた不毛の惑星。毛むくじゃらの獰猛な捕食動物ワンパが生息しており、ルークも襲われていました。
デリクソン監督のこの発言は瞬く間に広がり、多くのメディアが報じる事態となりました。現在このツイートは削除されており、デリクソン監督は念を押すように以下のツイートを投稿しています。
I didn’t pitch this. I was asked at dinner last night by @joelmchale’s kid what Star Wars movie I would make, and my answer was an R-Rated Hoth movie in the vein of The Thing. But that will never happen. https://t.co/FT7VlntqB6
— N O S ⋊ Ɔ I ᴚ ᴚ Ǝ ᗡ ⊥ ⊥ O Ɔ S (@scottderrickson) March 9, 2020
「これは公式な話ではありません。昨日の夕食の際、@joelmchale の子どもにどんな『スター・ウォーズ』の映画を作ってみたいかって聞かれ他ので、『遊星からの物体X』みたいなR指定映画をホスを舞台に作ってみたいと答えただけです。そんな映画を製作するって話はまったくありませんよ。」
デリクソン監督は『ドクター・ストレンジ』から引き続き、続編『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題 Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』の監督も続投する予定でしたが、より強いホラー要素を求めるあまりマーベル・スタジオとは見解の相違のため降板したことが報じられました。なお監督降板後もエグゼクティブ・プロデューサーとして製作には関わっていくとのこと。
現在デリクソン監督は、大西洋の西に位置するバミューダ諸島、フロリダのマイアミ、プエルトリコの3地点を結ぶ実在する魔の海域「バミューダトライアングル」を題材としたスリラー映画『Bermuda(原題)』の監督を務めることが明らかになっています。
source : MovieWeb , Screen Rant