MCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)が2008年の『アイアンマン』から始まって、2012年の『アベンジャーズ』を公開した時には15億ドルの世界興行収入を達成するなど、MARVEL STUDIOは世界で最も興行的成功を収めている映画界のヒットメーカーになりました。
各ヒーローの設定、脚本、俳優陣とキャラクターを交差させることによって架空の世界(ユニバース)を共有させるという手法は、これまでの映画の作り方だけでなく、映画を見る側の見方も大きく変えました。
このMCUを大きく成功させた要因について、MARVEL STUDIO代表のケヴィン・ファイギ氏が現地時間の5月15日水曜日に行われたReddit AMAの中で答えています。
成功の秘訣は原作を尊重すること
MCUの成功の秘訣について尋ねられたファイギ氏はこう答えました。
「原作を尊重すること、そして情熱を持った映画製作者を雇うことです。その人が最後に作った映画がいくら稼いだとか関係なくね。あとは現在の人気とかに関係なく最高のキャストを雇うことですね」
MCUが確立される前の『ファンタスティック・フォー』や『X-MEN』、『スパイダーマン』といった作品は全てファイギ氏が務めていましたが、実際こうした意識を持ってMCUの計画を始めてからより大きな成功に繋がっています。
「MARVEL STUDIOは1日24時間、週7日で創作にあたっていますが、誰も疲労することはありませんでした」と製作陣の作品作りに対する情熱を語りました。
またファイギ氏は、今後どういったキャラクターがMCUに登場するのかについては直接的には答えませんでしたが、「これから何が起こるのかを知るまでにはそれほど時間はかからないだろう」と述べ、「MARVEL STUDIOの次の計画を十分に理解してくれると思う」と今後のMCUに対する自信を明らかにしました。
「忘れていたキャラクターと呼ぶかどうかはわかりませんが、最後に見てから間があいたキャラクターを再び登場させるのが大好きです。例えば、ハーレー(『アイアンマン3』)とロス将軍(『インクレディブル・ハルク』)」彼の心の中には大人になったハーレーが2代目アイアンマンとして活躍しているストーリーや、ロス将軍を介して娘のベティとハルク教授となったブルースが再会するストーリーなんかが描かれているのかもしれません。
source : Reddit AMA