アイアンマンのように自由に空を飛んでみたい…そんな夢が叶う日はすぐそこまで来ているようです。
「ジェットマン」と呼ばれるヴィンス・レフェット氏はジェットエンジンを搭載したスーツを着用して空を飛ぶパフォーマンスが有名ですが、そんなレフェット氏が最新のスーツを着てドバイの空を飛ぶ動画が公開されました。まずはその様子をご覧ください。
4基のジェットエンジンとカーボンファイバー製の翼を背負ったレフェット氏は、離陸からわずか30秒で高度1800mまで上昇、なんとその最高時速は240km!ドバイが誇る世界一高い建物「バージュ・カリファ」を楽々と超えて大空を疾走する様はまさにリアルアイアンマン!
初代「ジェットマン」であるスイスの発明家イブ・ロッシー氏を含めこれまでの「ジェットマン」の飛行はいずれもヘリコプターや高い場所から飛び降りるように離陸していましたが、今回のように滑走路など平地から離陸してそこから上昇したのは世界初です。
パラシュートを開いて無事に帰還したレフェット氏ですが、今回のパフォーマンスのために50回以上の飛行練習と100回以上の離着陸の練習を重ねてきたとのこと。
「この素晴らしい飛行を実現できたことをとても嬉しく思っています。これは本当に徹底されたチームワークがもたらした結果であり、小さな一歩の積み重ねが大きな結果を生み出しました。たった一瞬のタイミングのために全てが計画されていて、それを達成したことに大喜びですよ。」
そんなレフェット氏の次の目標は「パラシュートを開かずにホバリングで着陸すること」だそう。その目標を達成できたら実用化も近い!?
「ジェットマン」達の過去の飛行パフォーマンスはコチラ
source : Gizmodo