ソニー・ピクチャーズとディズニー(MARVEL STUDIOS)によるスパイダーマンを巡る対立から1週間、当のスパイダーマン役のトム・ホランドは、この結果がどうであれスパイダーマンを演じ続けることを表明しました。
そしてフィラデルフィアで行われたキーストーンコミックコンに出席したトム・ホランドは、今後のスパイダーマン映画について「より大きく、そしてより良くなると思いますよ」と語りました。
「スパイダーマンの世界を広げて新たなキャラクターを取り入れる方法、そしてクロスオーバーする方法について僕たちが持っているアイデアは本当にエキサイティングです。」
この”僕たち”というのがディズニー側を指すのかソニー側を指すのかはわかりませんが、トム・ホランドは今後のスパイダーマン映画の展開についてある程度の話は聞いていたようです。
以前『スパイダーマン : ホームカミング』のプレスツアー中、トム・ホランドはソニー・ピクチャーズ作品『ヴェノム』とのクロスオーバーを望んでいることを明らかにしています。
「(ヴェノム役の)トム・ハーディーと一緒に映画を撮りたいです。もし『ヴェノム』の映画を一緒に作ることがあればそれはすごくクールなことです。ですが、『ヴェノム』はMCUじゃなくてソニーの映画ですよね。僕はMCUを辞めるわけにいかないので『ヴェノム』はMCUに登場してもらわないといけないんですけど」
これまでソニーはヴェノムをMCUに登場させることを望んでいましたが、MARVEL STUDIOS側はこれを拒否していました。結果『ヴェノム』は興行収入的には成功、このことがソニーはディズニー無しでもやっていけることを後押ししたのかもしれません。現在、スパイダーマンの権利は変わらずソニーが所有しているので今後の『ヴェノム』にスパイダーマンを登場させると決めたら、MARVEL STUDIOSはトム・ホランドの起用を許可しないといけません。
ソニーはスパイダーマンのスピンオフ作品として『ヴェノム』の続編やジャレッド・レト主演『モービウス』の他に『クレイヴンハンター』、『ブラックキャット』などを計画中と言われており、トム・ホランドもスパイダーマンの3作目について「これまでと非常に異なる」とコメントしています。
「スパイダーマンの未来はこれまでと異なるかもしれませんが、それでもこれまで同様素晴らしく驚くべき物語になるでしょうし、さらにクールにするための新しい方法を見つけると思います。」
source : Comicbook.com , We Got This Covered