※本記事では『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』本編の内容について触れています。まだ本編をご覧になっていない方は一度ご覧になってからお読みください。
『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』のポストクレジットシーンでは、ニック・フューリーとマリア・ヒルが実はスクラル人のタロスとソレンが変装していた偽物だったという衝撃の事実が明らかにされました。ですがこの大どんでん返しはキャストのほぼ全員に秘密にされていたことをマリア・ヒル役のコビー・スマルダーズが明らかにしました。
The Hollywood Reporterによるとコビー・スマルダーズは『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』の公開1週間前に初めてその設定について知ったとのこと。
「文字通り、映画が公開される1週間前に(MARVEL STUDIOS代表の)ケヴィン・ファイギに言われたんです。彼はパーティーで「何が起きているのか君に言わなければならないことがある。」と言って。私は興奮しましたけど、同時に混乱しましたね。」
また、あのシーンはポストプロダクション(撮影後の編集作業)中に追加されたことも明らかにしました。「あの運転シーンは映画の最初のシーンから切り取って使われているものです」
MARVEL STUDIOSは『アベンジャーズ / エンドゲーム』の時も、数パターンのシーンを撮影し、さらにトニーの葬儀のシーンを「結婚式」のシーンと言って撮影するなど出演者にすら結末がわからないようにネタバレを徹底的に防いでいました。コビー・スマルダーズは『エンドゲーム』に続いて2度騙されたことになります。
『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』の公開後、ファンの間ではニックとマリアがいつからスクラル人と成り代わっているのかという疑問が話題になりました。『アベンジャーズ』の時からすでにニックとマリアはタロスとソレンが演じているのではないかという説に対して、コビー・スマルダーズは自身の思いを語りました。
「確かにそういったこともあり得ますね。ですが私の心の中では違うと思います。現在彼女はどこにいるのかわかりませんが、どこかで休暇を取っていて欲しいと思ってます。まあ、おそらくどこかで別の任務に就いているんでしょうけど。」
マリア・ヒルとナターシャ(ブラック・ウィドウ)はかつて同じ組織にいました。マリアがどのくらいの期間スクラル人に成り代わっていたのか、そして今はどこにいるのか。もしかすると『ブラック・ウィドウ』でマリアが登場して、その謎が明かされるかもしれません。
『ブラック・ウィドウ』は2020年5月1日に公開予定
source : The Hollywood Reporter