先日公開されたソニー・ピクチャーズによるソニー・マーベル・ユニバース最新作『モービウス』の予告映像で、『モービウス』がMCUと世界観を共有していることが明らかになりました。
壁に貼ってあったスパイダーマンに落書きされた「MURDERER(人殺し)」の文字や、MCU作品『スパイダーマン : ホームカミング(2016)』で登場したマイケル・キートン演じるエイドリアン・トゥームス(ヴァルチャー)が登場するなど、『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム(2019)』の後と繋がるものと予測されます。
そして今回のトゥームスの再登場によって、あのチームの結成が示唆されています。そう、「シニスター・シックス」です。
シニスター・シックスとはスパイダーマンの原作に登場する敵達によって結成されたヴィランチームのことで、 『スパイダーマン : ホームカミング』に登場したヴァルチャーやショッカーといったメンバーも含まれており、コミックスではメンバーを変えて度々登場しスパイダーマンを苦しめています。
かねてよりソニー・ピクチャーズは、アンドリュー・ガーフィールド主演で映画化された2代目スパイダーマン『アメイジング・スパイダーマン』シリーズでこの「シニスター・シックス」を登場させる計画がありました。『アメイジング・スパイダーマン2(2014)』のラストにはドクター・オクトパスやヴァルチャーの装備が登場しており、『アメイジング・スパイダーマン3』が製作されていれば、確実にシニスター・シックスが登場していたと思われます。
現時点でMCUに登場しているシニスター・シックスのメンバーはエイドリアン・トゥームス(ヴァルチャー)、マック・ガーガン(スコーピオン)、ハーマン・シュルツ(ショッカー)。『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』のヴィラン、ミステリオも原作ではシニスター・シックスのメンバーでした。ミステリオがもしまだ生きているならミステリオも加わることになるでしょう。
そしてソニー・ピクチャーズとMCUが今後クロスオーバーしていくことになれば、そこにジャレッド・レト演じるモービウスとトム・ハーディ演じるヴェノムが加わることでシニスター・シックスが結成されるかもしれません。
また、『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』でニックの側近として一瞬紹介されたディミトリも、原作ではカメレオンというヴィランですし、2021年公開予定の『スパイダーマン3(仮題)』にクレイヴン・ハンターが登場する可能性もあることからシニスター・シックスのメンバーは変わる可能性があります。
もっともソニー・ピクチャーズの『ヴェノム』はダーク・ヒーローという位置付けになっているのでシニスター・シックスには加わらないかもしれませんが。『モービウス』と『ヴェノム2』でシニスター・シックス結成の種が撒かれることになりそうです。