新たなMCUのスタートを切ることになる『ブラック・ウィドウ』は、『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』の後に起きた物語を描くとともに、ナターシャ・ロマノフの過去、そして『ブラック・ウィドウ』と呼ばれるまでの起源に迫る作品です。
ある情報筋によると『ブラック・ウィドウ』のエンドクレジットシーンには、かねてより噂されていたあるチームが紹介されるかもしれないとのこと。そこに映し出されるのはフローレンス・ピューが演じるエレナ・ベロヴァとウィリアム・ハートが演じるサディアス・ロス将軍。
エレナはナターシャの妹分であり、共にレッドルームでスパイとしての訓練を受けて2代目ブラック・ウィドウになると言われているキャラクターです。アメリカ陸軍将軍のサディアス・ロス将軍は『インクレディブル・ハルク』に初登場し、中止されていたスーパーソルジャー計画を再び始動させようとした人物。その後アメリカ合衆国国務長官となった彼は『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』でアベンジャーズを政府の管理下に置くソコヴィア協定への署名を要求しました。
そしてこのシーンは『アベンジャーズ / エンドゲーム』以降の現代に設定されており、サディアス・ロス将軍がエレナを新たなチームに採用するシーンだと言います。ロス将軍が結成する新たなチームとは…?それはロス将軍の通称をご存知の方ならピンとくるのではないでしょうか?
サディアス・ロス将軍、通称サディアス・”サンダーボルト“・ロス将軍。そう「サンダーボルツ」です。
ヴィランによるチーム「サンダーボルツ」をMCUに登場させることに関しては以前より噂されていました。現在このメンバーになると言われているのは『インクレディブル・ハルク』でブルースを助けるために超人血清を培養していたミスター・ブルーことサミュエル・スターンズ。作中では頭部の傷にブルースの血液が入ってしまい、頭部が変形し始めたところで出番は終了、その後MCUでも一切語られることはなくどうなってしまったのかは明らかにされていませんでした。そして『アントマン&ワスプ』で量子フェージング状態となって物体をすり抜ける能力をもつゴーストことエイヴァ・スター。彼女もジャネットによって、症状が安定した後、逃亡生活に出ています。
以前MARVEL STUDIOS代表のケヴィン・ファイギ氏は「最後に登場してからしばらく時間が経ったキャラクターを登場させるのが大好き」と語っていたので、スターンズなんかは本当にあり得そう…
原作では『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』に再登場するというヘルムート・ジモも「サンダーボルツ」のメンバーとして描かれています。
MCUフェーズ5以降、サンダーボルツが世界を脅かす存在になるのでしょうか。それに対抗するようにヤング・アベンジャーズが結成される?
『ブラック・ウィドウ』は2020年5月1日に公開予定