ソニー・ピクチャーズ製作による『ヴェノム(2018)』や『モービウス(2022)』といった『スパイダーマン』スピンオフシリーズ、通称SPUOMC(Sony Pictures Universe of Marvel Characters)。ソニーはその新作映画『クレイヴン・ザ・ハンター』の主演を、『マトリックス』や『ジョン・ウィック』で知られるキアヌ・リーブスにオファーを申し出たようです。The Illuminerdiが報じています。
『ヴェノム』の大ヒットを皮切りに始動したSPUOMCは、今後数年間で急速にそのユニバースを拡大していく方向であることが報告されており、ジャレッド・レト主演の『モービウス』や『ヴェノム』の続編となる『ヴェノム : レット・ゼア・ビー・カーネイジ(原題 Venom : Let There Be Carnage)』も新型コロナウイルスの影響を受けたものの、それぞれが公開を控えています。
今回キアヌにオファーをしたキャラクター、クレイヴン・ザ・ハンターことセルゲイ・クラヴィノフは、秘薬によって驚異的な身体能力と五感を手に入れた、“スパイダーマン狩り”に執念を燃やすキャラクター。原作コミックでは非常に人気の高いキャラクターとして知られています。
©︎MARVEL COMICSThe Illuminerdiによれば、現在このプロジェクトは「クレイヴン」と呼ばれており、デンゼル・ワシントン主演の『マイ・ボディガード(2004)』と「X-MEN」のメインキャラクター、ウルヴァリンの最後を描いた『LOGAN / ローガン(2017)』を合わせたような雰囲気の作品になるとのこと。これが事実なら”サスペンスフルかつハードな漢臭い作品”という、これまでのマーベル作品にはなかった作風であることが期待できます。
もっともキアヌのマーベル作品出演についてはかねてより噂されており、マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏も「映画を作るたび、ほとんど毎回のようにキアヌとは話をしています。いつ出てくれるのか、そもそもMCUに参加してくれるのかは分かりません。だけど私たちは、(キアヌが演じるべきキャラクターを)探りたいと考えているんです。」とキアヌのマーベル作品への出演を検討していることを明かしています。
今回のクレイヴン・ザ・ハンターというキャラクターのオファーに、キアヌは正式にサインをするのでしょうか。また、ソニーがSPUOMCをどのように進めていくのか、今後の動向にも注目が集まります。
ソニーは『クレイヴン・ザ・ハンター』のほか、「シルバー・セーブル」や「ブラック・キャット」のタッグを描く『シルバー＆ブラック(原題：Silver & Black)』、盲目の老女『マダム・ウェブ』や“怪力のママさんヒーロー『ジャックポット』、『The O.C.』のオリヴィア・ワイルドによる『スパイダーウーマン』の映画化企画、そして韓国系アメリカ人が主演の女性版スパイダーマン『シルク』のドラマ企画を進行中。
source : The Illuminerdi
