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『ワンダヴィジョン』は「『マイティ・ソー : バトルロイヤル』に大きく影響された 」ー 脚本家が明かす

MCU初のドラマ作品『ワンダヴィジョン』。『アベンジャーズ / エンドゲーム(2019)』以降の世界を舞台に、ワンダ・マキシモフとヴィジョンの郊外での幸せな暮らしをシットコム形式で描くとともに、謎が謎を呼ぶ緻密に計算されたストーリー、そして次々に起きる衝撃の展開は、早くも「MCUの最高傑作」との声も上がっているほど、世界中で多くの話題をさらっている作品です。

そんな『ワンダヴィジョン』の立役者ともいうべき人物が脚本・製作総指揮を務めるジャック・シェイファー。そんなシェイファーが本作を手掛けるにあたって、「大きく影響を受けた」というのがタイカ・ワイティティ監督による『マイティ・ソー / バトルロイヤル(2017)』だということをIndiewireのインタビューのなかで明かしています。

「『マイティ・ソー / バトルロイヤル』は私の頭をぶっ壊したような、そんな映画でした。とても大胆で、すごくエキサイティング。さらに型破りで、ありとあらゆる色をこれでもかと使っている作品です。ですから、(『ワンダヴィジョン』が)オリジナリティがあってユニークな作品だと思われているのはすごく嬉しい反面、私としては“でも『マイティ・ソー バトルロイヤル』があったし、あれはかなりクレイジーだったし”って思ってます。」



これまでの「マイティ・ソー」シリーズのなかでも、とりわけコメディ色の強い『マイティ・ソー / バトルロイヤル』は「シリーズ最高傑作」と高い評価を受けており、これを手掛けたのは『ジョジョ・ラビット(2019)』などで知られる鬼才タイカ・ワイティティ監督。タイカ監督は続編となる『マイティ・ソー / ラブ&サンダー(原題 Thor / Love and Thunder)』でも脚本と監督を務めるほか、今後公開予定の『スター・ウォーズ』シリーズの新作でもメガホンをとるなど、その才能は広く知られています。

『ワンダヴィジョン』でシェイファーが意識したのは、「テレビの美学を利用し、また、それを壊さなければいけない」ということ。「決してシットコムのパロディにはせず、独自の魅力を持った“映画のような”シリーズを生み出すことが目標でした。(中略)スタジオ撮影、小さいアスペクト比、異なる画質、照明スタイルなどを感じてもらえればと思います。」

映画評論サイトRotten Tomatoesでの評価が93%(2021年2月8日現在)という高評価を叩き出している『ワンダヴィジョン』、その勢いはまだまだ止まりそうもありません。

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source : Indiewire, Rotten Tomatoes

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