新型コロナウイルスの感染拡大を受けて世界中で新作映画の撮影が中断されているなか、MCU初のアニメーション作品『What If…?』の製作はリモートワークの環境で順調に製作が進んでいるようです。アニメーション部門の責任者ステファン・フランク氏はNewsaramaのインタビューの中で語っています。
「僕は普段は自宅のスタジオにいるか、映像をチェックするためにディズニーのスタジオにいるかのどちらかです。ですが今は全てをリモートワークで行なっています。僕が聞いた話によると、アニメーション系の作品は自宅で安全に作業することができるため、製作を進めることができているようです。残念なことに開発中のプロジェクトであったり、公開が延期になっているプロジェクトについても話は耳にしますね。そんな中アニメーションに関わる多くの人が、自宅で安全に仕事をすることができています。みんなとても感謝していますよ。」
フランク氏が現在製作中のアニメ『What If…?』は、これまでのMCU作品を振り返って、起こり得なかった「もしも」を描くというもの。「もしもスティーブの代わりにペギー・カーターに超人血清が打たれていたら?」とか「もしもブラックパンサーがガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのリーダーだったら?」といった興味深い「もしも」を観ることが出来ます。
『What If…?』のさらなる詳細についてフランク氏は「本当に何も言えません。言えばS.H.I.E.L.D.のエージェントに連れ去られてしまう」と冗談交じりに述べたうえで「ただ一つ言えることは、チームの才能と情熱が溢れすぎてて爆発しそう、ってことです」とコメントしました。
現時点で新型コロナウイルスの影響によりMCU劇場公開作品は一通り延期が発表されていますが、『What If…?』などDisney +で配信される作品のスケジュール変更は発表されていません。なお『What If…?』は早くもシーズン2の製作を検討中。フランク氏は原作コミックの『What If…?』をめちゃくちゃ読み返しているようです。
『What If…?』は2021年夏にDisney +で配信予定
source : Newsarama