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[考察・ネタバレ・解説]『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』ポストクレジットシーンから考えられること

※本記事では『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』本編の内容について触れています。まだ本編をご覧になっていない方は一度本編をご覧になってからお読みください。



MCUフェーズ3を締めくくった『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』ですが、そのポストクレジットシーンでは衝撃の事実が明かされました。

作中に登場するニック・フューリーとマリア・ヒルは実はスクラル人のタロス達が擬態していた偽物で、本物のニックは宇宙でスクラル人達と別の任務にあたっていました。ビーチの映像のなかで休暇をとっていたニックは、手を叩いて「仕事に戻れ」と指示します。それはニックが何かを監督しているようでした

アベンジャーズ』で地球が本格的に宇宙から攻撃を受けるようになってから、トニーはその脅威に備えるべくウルトロンを作りました(『アベンジャーズ / エイジ・オブ・ウルトロン』参照)。ニックもいつか来る宇宙からの襲撃に備えて宇宙に拠点を作っていても不思議ではありません。



原作コミックでは地球を守る組織S.H.I.E.L.D.(Strategic Homeland Intervention、Enforcement and Logistics Division)とは別で、宇宙からの脅威を監視して対抗する諜報機関S.W.O.R.D.(Sentiest World Observation and Response Department)という組織が登場します。

このS.W.O.R.D.の本拠地であるThe Peakという施設は地球の衛星軌道上にあり、その中では宇宙人の職員も働いています。つまり『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』のポストクレジットシーンでニックはこのThe Peakを建設していたのではないでしょうか。

興味深いのはこのS.W.O.R.D.という組織が登場するのが『X-MEN』のコミックに登場するということです。Disneyが20世紀フォックスを買収した今、MCUにそう遠くない将来「X-MEN」が参入することはMARVEL STUDIO代表のケヴィン・ファイギ氏の口から明らかにされています。



また、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督も「MCUはフェーズ4以降はコズミック・ユニバースへと移っていく」と証言しています。

“https://cinema-tronix.com/the-guardians-of-gyalaxy-richard-rider-nova-james-gunn/”

宇宙を舞台にした作品『エターナルズ』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』の公開も予定されていることから、今後は今まで以上に宇宙が関わっていくと思われます。そしてこのS.W.O.R.D.が『X-MEN』や『ファンタスティック・フォー』登場のきっかけになるかもしれません。

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