1994年に公開されて以来多くの人に愛されてきたディズニーの『ライオン・キング』。25年経った今年、最先端の映像技術によってついにその実写版が公開されます。『アイアンマン』や『アイアンマン2』で監督を務め、さらに自身も『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』でハッピー役を演じているジョン・ファヴロー監督の『ライオン・キング』は海外ではどういった印象だったのでしょうか。
映像は素晴らしい
予告映像を観るとわかるように、登場する動物の毛並みからサバンナの壮大な大自然までとてもリアルに描かれています。これらは全て最先端のCGによって作られており、ジョン・ファヴロー監督もこれが実写なのかアニメなのかわからないと語っていました。
「アニメなのかライブアクションなのか。う〜ん、本当に難しいところですね。規格によるんじゃないでしょうか。だって本物の動物もいなければ本物のカメラも無い。モーションキャプチャーされているパフォーマンスも本物の動きのデータではないですからね。全てアーティストの手によって作り出されています。」
キャストが豪華
実写版『ライオン・キング』は何と言っても声優陣が豪華です。
シンバ役には『ハン・ソロ / スター・ウォーズ・ストーリー(2018)』やアーティスト「チャイルディッシュ・ガンビーノ」で知られるドナルド・グローヴァー。
ナラ役には世界の歌姫ビヨンセ・ノウルズ・カーター。
ザズー役には政治風刺バラエティ番組の人気レポーターのジョン・オリバー、ティモン役には人気テレビ番組『Funny or Die』のビリー・アイクナー、プンバァ役には『スティーブ・ジョブズ(2015)』のセス・ローゲン。
サラビ役には『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ(2016)』のアルフレ・ウッダード。
スカー役には『ドクター・ストレンジ(2017)』のキウェテル・イジョホー。
ハイエナのリーダー、シェンジ役には『ブラックパンサー(2018)』のフローレンス・カサンバ、カマリ役には『トイ・ストーリー4(2019)』のキーガン=マイケル・キー、アジジ役にはバラエティ番組『エリック・アンドレ・ショー』のエリック・アンドレ。
子供時代のシンバ役には若干12歳の天才シンガー、JD・マクラリー、そして子供時代のナラ役には『Us(2019)』のシャハディー・ライト・ジョセフ。
ムファサ役にはオリジナル版と同じくジェームズ・アール・ジョーンズが務めます。ちなみにジェームズ・アール・ジョーンズは『スター・ウォーズ』シリーズのダース・ベイダーの役で有名ですが、『ライオン・キング』の作中でムファサがシンバに「お前は私の息子だ」というセリフは『スター・ウォーズ / 帝国の逆襲』でダース・ベイダーがルークに言ったのと全く同じセリフでもあります。
そして日本語吹き替え版にはシンバ役に俳優の賀来賢人、ナラ役に舞台を中心に活躍する門山葉子、ティモン役にお笑いコンビ「ミキ」の亜生、プンバァ役に佐藤二朗、スカー役に江口洋介、シェンジ役に沢城みゆき、カマリ役に加瀬康之と豪華声優陣が名を連ね、ムファサ役にはオリジナル版と同じく大和田伸也が続投しています。
ストーリーはほとんどオリジナルと一緒
アフリカの大自然プライドロックの王・ムファサとその子供シンバ。しかし、王位を狙うムファサの弟・スカーの陰謀によりムファサは「事故」に見せかけて殺されてしまい、シンバは王国を追放されてしまう。やがてイボイノシシのプンバァ、ミーアキャットのティモンに出会ったシンバは強くたくましく成長し、王位を取り戻す。
物語はオリジナルの『ライオン・キング』とほぼ変わらないそう。オリジナル版のファンであれば次に何が起きるかを知っているので、そういう意味では新鮮さはないかもしれません。
ですが圧倒的なビジュアル、そしてドナルド・グローヴァーとビヨンセの歌声はファンはもちろん、初見の人でも心が震えること間違いないとのこと。そして今回のMVPはハイエナのリーダー・シェンジを演じたフローレンス・カサンバだという意見も。吹き替えでなく、字幕で観る予定の人は是非チェックしてみましょう!
『ライオン・キング』は2019年8月9日から全国で公開。
『ライオン・キング』公式サイト https://www.disney.co.jp/movie/lionking2019.html
source : CBR.com