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『アベンジャーズ / エンドゲーム』ネタバレなしとネタバレありの感想・レビュー!

MARVEL STUDIO11年かけて作り上げた22作品によるMARVEL CINEMATIC UNIVERSE。その1つのフィナーレとして公開された『アベンジャーズ / エンドゲーム』が日付変わって本日4/26に日本で公開されました。

前作『インフィニティ・ウォー』の公開からちょうど1年後の公開となった『エンドゲーム』。多くの仲間と家族を失ったアベンジャーズ は、この絶望的状況からどのようにサノスに立ち向かうのかそして「アベンジャーズが終わる」と題されてきた今作はどのようにインフィニティ・サーガの幕を降ろすのか!?

僕は日付が変わった瞬間の0:00~の回、おそらく一般公開では日本最速だと思われる回での鑑賞を終え、帰りのタクシーの中でこの記事を書き始めています。

タイトルの通り、本記事ではネタバレなしのレビューとネタバレありのレビューを書いていきます。

ただ、ここから先を読むにせよ読まないにせよこれだけは言います。

マジで早く観て!!!

ではいってみましょう!



ネタバレなしレビュー

2019年は3月の『キャプテンマーベル』からとにかくMARVELラッシュでした。MCU史上最大級の作品とあって、様々な新情報や噂を追い続けながら気づけばあっという間の1ヶ月。

出演者すら結末を知らされていないほど徹底的に情報リークを阻止するMARVEL STUDIOの姿勢から、相当に自信のある結末なんだと期待せざるを得ないじゃないですか!

そして迎えたカウントダウン上映の当日。映画館には人、人、人。「これみんな『エンドゲーム』観にきてる人達なんだよなぁ。明日まだ金曜日なのにみんなすごいな」とかぼんやり思ってました。

そして席に着くやみんなソワソワしてるんですよね!興奮が抑えきれないと言うか。僕もその一人だったんですが、なんとなく観たくない気持ちもありました。これを観ると、何だか1つの青春が終わってしまうかのような、そんな寂しさがあるんですよね。



そんな切なさと期待が入り混じった状態で上映開始。おなじみのMARVEL STUDIOのロゴも登場。あれはやっぱり何度見ても最強にカッコいいオープニングだと思います。

そして前作『インフィニティ・ウォー』を思い返すかのようにあの絶望感から物語は始まりますが、そこからはまさかあのキャラクターがあんなことしたりあのキャラクターが登場したりと瞬きすら許されない怒涛の展開!そして最強の敵サノスとの戦いたるや、一生のうちに観れて良かったと思えるレベルでした。

そしてこの11年という歴史の集大成をどう終えたのか?ここが今作の一番のポイントですね。色んな意味で僕はやられました!この作品のテーマは「」なんじゃないかなと思います。色んなキャラクターそれぞれが自分の中に「愛」を持っていて、ちゃんと一人一人の「愛」がしっかりと描かれているんです。これは本当にこれまでのMCU作品を観ていないと伝わりきらないと思います。そういう意味ではこのMCUという11年間の壮大な物語を締めくくるのにふさわしいエンディングだったと思っています。

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映画が終わると場内一斉にスタンディングオベーション。海外の前評判通り、笑いあり、涙あり、そしてメッセージ性ありとエンターテイメントの全てが詰まった映画であり、MARVELファンのことを一番に考えて作られていると思いました。3時間なんて長さも全然気になりません。

また、ラストの終わり方がこの作品のイメージを大きく決めたような気がします。

『インフィニティ・ウォー』がだとしたら『エンドゲーム』はて感じでしょうか笑

皆さん早めに映画館へ足を運んでくださいね!そしてここからはネタバレありのレビューを書いていきますので、まだ観ていない人はここで閉じてください。



※ここから先は『アベンジャーズ / エンドゲーム』本編のネタバレを含んでいる内容になります!

ネタバレありレビュー

まずは先日記事に書いたリーク情報がどれくらい正確だったか照らし合わせていきます。

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・タイムスリップ説

本当でした。ただナターシャの赤毛の謎が『アベンジャーズ』の時のナターシャとは何の関係もなく、ただのイメチェンでした笑 ニューヨークの戦いもちゃんと再現されてましたね。

・ホークアイがスクラル人追ってる説

ガセでした。と言うよりもクリントがサノスのスナップのあと、なぜローニンになって世界中で暗殺するほど荒んでいたのかすら語られていませんでした。

・トニーが新しいガントレットを作る

本当でした



・スターク・ガントレットを扱うのはハルク

これも本当でした。ハルクがガントレットを手に取った時、絶対入らんやんて思ってたらウィーン、ガシャガシャ。このギミックがまさか最後の戦いの決め手になるとは思いませんでした。

・トニーには子供がいる

本当でした。まあ公式マガジンに載ってるぐらいの内容なんであまり疑ってもいなかったですが。

・全アベンジャーズメンバーが登場するシーンがある。

本当でした。さらに消えた人達の中で最初にサム(ファルコン)が復活するというリークまで当たっていましたね。

・さらに大きな脅威がやってくる

ガセでした。サノスを追い詰めたところにセレスティアルズがやってきて、いとも簡単にサノスにトドメをさして力の差を見せつける…みたいなこともなく最初から最後までサノスが敵でした。



・BARFの技術が使われる

ガセ(?)でした。『シビル・ウォー』の時のように若い頃を映像で再現するというシーンはありませんでしたが、最後にトニーがペッパーに遺したメッセージにはトニーの立体映像も映っていました。これはBARF?ではないような気もしますが… 

・エンシェント・ワンが登場する

本当でした。ティルダ・ウィンストンのスケジュールは1日しか空いてなかったそうですが、思いの外登場シーンが多かった気がします!

・キャプテン・アメリカの死

ガセでした。ですがムジョルニアを扱ってソーを守るという部分は大正解、あのシーンでは会場で拍手が起きてました笑

・トニーの死とスパイダーマン

本当でした。『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』に繋がる伏線は今作では見られませんでしたが、トニーはインフィニティ・ストーンの力と引き換えに命を落としてしまいました。



まず最初に思ったのはトニーの帰還早!!ってこと。トニーがどうやって地球のアベンジャーズメンバーと合流するのかっていうところは様々な考察がありましたが、まさかあんなにアッサリ帰還するとは映からまだ開始10分ぐらいです。

キャプテンマーベル様様ですわ、ほんと。

次にネビュラの情報を元にサノスのいる「農園」へ向かったシーン、個人的にはここが一番衝撃的でした。

開始20分でまさかのサノス死亡

いやいやいや、え?どゆこと?まさかディヴィアンツとかもう出てくるの?

そんな展開もなく、どこにもぶつけようのない感情を胸にアベンジャーズメンバーは散り散りになります。

そしてここから5年の時が経ちます。この5年という歳月で絶望的だった人類は少しずつ安息を取り戻しつつありました。トニーには娘が生まれ、ソーは酒に溺れて激太り、ハルクは自我を持ったハルク教授になりました。てか監督のジョー・ルッソ出てましたよね!?スティーブが家族を失った人たちを相手にセラピーをしてたシーンです。すごい似てたんでおそらく本人だと思うんですが…あれもファンサービスですかね〜。

そして戻ってきたスコットのアイデアでタイムスリップを実行に移します。3つのチームに別れて過去に戻ってインフィニティ・ストーンをそれぞれ回収します。この過去に戻ったシーンがすごく良かった。ここでトニーは父ハワードと、スティーブはペギーと、ソーは母フリッガと、それぞれ自分の過去に向き合うんです。ここが僕がこの映画に「愛」を感じたシーンでもあります。



インフィニティ・ストーンを無事回収したアベンジャーズメンバーでしたが、ネビュラに問題が起きてしまったために過去のサノスを現在に呼び寄せてしまいます。そしてここからの戦いは圧巻の一言。

スティーブがムジョルニアを手にしたあとサノスにボコボコにされた時、お客さんのほとんどが「あ、スティーブ死んじゃう」って思ったんじゃないでしょうか笑 だって完全に死ぬ感じのやつでしたよね!? ところが最終的に命を落とすことになるのはまさかのトニーだとは…

あとキャプテン・マーベルが強すぎて…彼女一人でも割と何とかなったんじゃないかって思ったりする…

ただ、今作で唯一ツッコミたかったのはなぜインフィニティ・ストーンを揃えてスナップしたら、消えた仲間が生き返るのかっていうシステムです。そんなこともできるって聞いてないですし、サノスの軍だけ消えるっていうのも都合よすぎかな〜と。個人的にはストーンの力で倒すんじゃなくて、トニーかスティーブの手で倒して欲しかったです。



前作『インフィニティ・ ウォー』はある意味サノスの物語でもありましたが、今作『エンドゲーム』はアベンジャーズ、特にトニー、スティーブ、ナターシャ、ソー、クリントの初期メンバーにフォーカスを当てた間違いなく「アベンジャーズ」の物語でした。

11年間という歴史をファンと共に作り上げてきたMARVEL STUDIOの「想い」が随所に散りばめられていて、MARVELファンの皆さんは何度もグッとくる場面があるかと思います。

トニーの死後、全メンバーが追悼する場面は『アイアンマン』から始まったMCUの歴史に一旦の幕を閉じたこと、そして最後にスティーブが盾をサムに譲る場面は次世代のMCUが始まることを意味していると思います。

ワンダが言った「きっと2人共(勝ったことを)知ってる」というのは死んでしまったナターシャとヴィジョンのことだと思いますが、この2人は現在単独映画化やDisney+でのドラマ化が企画中ですが今後どのようにMCUに関わってくるのでしょうか?ソーもヴァルキリーに王位を譲り、引退…のように思えますがガーディアンズメンバーと行動を共にするなら今後の再出演もあり得ますね!

とにかく今世紀最大級の感動を与えてくれた『アベンジャーズ / エンドゲーム』。まだまだ余韻に浸っていますが、最後に一言言って本記事の括りにしたいと思います。

ありがとうMARVEL STUDIO!

 

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