『スパイダーマン : スパイダーバース(2018)』の続編の製作が発表されて以来、ファンの間では初代『スパイダーマン』シリーズのトビー・マグワイア、2代目『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールド、そして3代目となるMCU版『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランドが集結することが期待されていましたが、どうやら実写版での実現に向けて動いているようです。
もっとも先日Comicbook.comによって企画された『スパイダーマン : スパイダーバース』同時視聴イベントにて、製作総指揮を務めたクリス・ミラーは実際にこのアイデアを『スパイダーバース』のポストクレジットシーンで実現するアイデアを提案していたことを認めており、スタジオ側に「それは早すぎる」と判断されたため実現に至らなかったと明かしていました。
We pitched the Sony brass an ambitious tag involving Spider-Ham, Tobey, Andrew, and Tom. They felt it was “too soon”#SpiderVerse #QuarantineWatchParty https://t.co/E91H1eLysr
— Christopher Miller (@chrizmillr) May 7, 2020
ある情報筋によれば、現在ソニーは歴代スパイダーマン俳優が共演するアイデアの実現に熱心であり、実現可能かどうかを協議するため各俳優と打ち合わせの初期段階にあるとのこと。トム・ホランドは『スパイダーマン3(仮題)』以降、あと2作に出演する契約を結んでいると言われており、以前3人が一堂に会するというアイデアについては「本当にクール。もちろん彼らと一緒に映画を作りたいと思っています。」とコメント。また、アンドリュー・ガーフィールドの出演についてもかねてよりスタジオが話し合っているという噂がありました。気がかりなのはトビー・マグワイアが近年プロデューサーとして活動しており、『華麗なるチェックメイト(2015)』以来、俳優活動を休止しているということです。(『ボス・ベイビー(2017)』では声優を務めています)
いずれにせよ、ソニー・ピクチャーズはSPUOMC作品の製作に意欲的に取り組んでいるようで、実写版『スパイダーバース』の実現はマーベル・スタジオとソニーという2大スタジオの垣根を超えた史上最大のクロスオーバー作品となる可能性を秘めています。もしかして『スパイダーマン : スパイダーバース』で3人の共演を実現しなかったのは、実写版の実現から目を逸らすための戦略だったのかも…？
