先日『アベンジャーズ / エンドゲーム(2019)』の公開から1周年を記念して、同時視聴イベント”#QuarantineWatchParty”が開催。そこには監督のジョー&アンソニー・ルッソ監督をはじめ、脚本を務めたクリストファー・マルクスとスティーブン・マクフィーリー、トニー・スターク(アイアンマン)役のロバート・ダウニー・Jrも参加するなど大いに盛り上がりを見せました。
そんな中、あるファンから「ブルース(ハルク)はインフィニティ・ストーンを使った後、何を見たんですか?」という質問が寄せられ、作家のクリストファー・マルクスがこの質問に答えています。
『アベンジャーズ / エンドゲーム』にてインフィニティ・ストーンを揃えたアベンジャーズ一同は、失われた仲間たちを取り戻すためにスナップを試みるのですが、その役目を引き受けたのがブルースでした。ストーンの巨大なパワーに苦しみながら、なんとかスナップを成功させたブルースはそのまま気を失って倒れてしまいました。
『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー(2018)』で、インフィニティ・ストーンを揃えたサノスはスナップの後、ソウル・ストーンの世界で義娘のガモーラに会いました。また本編からは削除されていますが、『エンドゲーム』のラストでトニーがスナップをした後、トニーは成長した娘のモーガンに会うというシーンが撮影されていたことが明らかにされています。つまり、ブルースもスナップの後に誰かに会っていた可能性があるわけです。
マルクスによれば「ブルースはハルクに会って会話をしていました」とのこと。そのシーンは実際に脚本にはあったそうですが、なぜ撮影に至らなかったのかについては明らかにされていません。もっともマルクスは「(ハルク役の)ラファロは来てくれたんだけど、ハルクはトレーラー(待機車両)から出て来てくれなかった」と冗談交じりに答えています。
We did write one, a conversation between Hulk and Banner, but it didn't make it to camera. Ruffalo showed up but Hulk wouldn't come out of his trailer. -CM #AvengersAssemble #QuarantineWatchParty https://t.co/SudT0uC6aO
— ComicBook.com (@ComicBook) April 28, 2020
マーク・ラファロ演じるブルース・バナーの物語はこれまでのMCUではほとんど語られていません。『インクレディブル・ハルク(2008)』から『アベンジャーズ(2012)』の間、『アベンジャーズ / エイジ・オブ・ウルトロン(2015)』から『マイティ・ソー / バトルロイヤル(2017)』の間、そして『アベンジャーズ / エンドゲーム』での空白の5年間など、これらの間にブルースに何が起きていたのか。ラファロは、そんなブルースの語られざる空白の時間を描く単独映画の実現に意欲的な姿勢を示しています。
現時点ではMCUにおけるラファロの次の出演作品は未定ですが、Disney +で配信予定のドラマ『シーハルク』への出演契約が結ばれていると伝えられています。