『アメイジング・スパイダーマン(2012)』やMCU版『スパイダーマン』シリーズ、そして『ヴェノム(2018)』のプロデューサーとしてソニーのスパイダーマン作品に長く関わってきたマット・トルマック氏が、Comicbook.comのインタビューの中で将来スパイダーマンとヴェノムのクロスオーバーが実現する可能性について示唆しています。
トルマック氏はスパイダーマンとヴェノムの共演について質問されると「我々には大きな計画があります」とだけコメントしており、現時点で言えることはこれが全てだとのこと。ですがファンを興奮させるには十分すぎる一言ですね。
以前もトルマック氏は「我々全員が楽しみにしていることは、ヴェノムとスパイダーマンが対決することです。ミーティングで将来のある時点でそれが起きる可能性に本当にワクワクしていました。」といつかクロスオーバーが起きる可能性を期待するようなコメントを残していました。
また2019年8月、ディズニー(マーベル・スタジオ)とソニーがスパイダーマンの権利を巡って対立した後、両社は無事に再契約を結ぶことになりMCU版『スパイダーマン3』の製作を正式に発表しました。この時マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏は「彼は複数のシネマティック・ユニバースを行き来するスーパーパワーを持つ唯一のヒーローでもあります。ソニーは独自のスパイダーバースの開発を続けているので、未来にどんな驚きが待っているのかまだ誰にも分かりません。」とスパイダーマンとヴェノムが共演することを示唆していました。
『ヴェノム2』は、エディ・ブロック役にトム・ハーディが復帰することが明らかになっている他、ヴィランにウディ・ハレルソン演じるクレタス・キャサディ(カーネイジ)、そして超音波を使って感情を操る女性殺人鬼フランシス・バリソン(シュリーク)も登場することが報告されています。
トム・ホランド演じるスパイダーマンが『ヴェノム2』に登場するかはわかりませんが、1990年代の原作コミック『Maximum Carnage』ではスパイダーマンとヴェノムが協力してカーネイジの「家族」と言われるヴィランチームと戦っています。もしこのストーリーの流れを汲むのであれば、『ヴェノム2』でカーネイジとシュリークを紹介して、『ヴェノム3』でスパイダーマンとヴェノムが共闘するのではないかと思います。
『ヴェノム2』の監督には『ロード・オブ・ザ・リング』や『猿の惑星』シリーズでおなじみのアンディ・サーキスが、撮影監督に『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019)』のロバート・リチャードソン、プロデューサーは『X-MEN』シリーズのハッチ・パーカーが務めます。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』Blu-ray&DVDは2019年12月4日に発売。
source : Comicbook.com