ザッカリー・リーヴァイ主演で2019年に公開されたDCコミックス映画『シャザム!』。その主人公シャザムのライバル「ブラックアダム」の物語を描く『ブラックアダム(原題 Black Adam)』がドウェイン・ジョンソン主演で製作されることが明らかにされていますが、その中でアメコミ界初のヒーローチーム「ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ」が登場することが明らかになりました。Screen Rantのインタビューの中でドウェイン・ジョンソン本人が直接語っています。
「世界の皆さんにJSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)を紹介します」と語るドウェイン・ジョンソンですが、JSAがどのように『ブラックアダム』に登場して今後関わっていくのかは明らかにされていません。
JSAは1940年に刊行された「All Star Comics #3」で初登場したヒーローチームで、ヒトラー率いるナチスドイツの侵攻に対し協力体制をとったヒーローたちによって結成されました。初代メンバーにはホークマン、グリーンランタン、フラッシュといったDCコミックスを代表する人気ヒーローが在籍しており、後にマルチバースの設定が登場してからはバットマンやスーパーマン、ワンダーウーマンなどもメンバーに加わり「ジャスティス・リーグ」と時空間を超えたクロスオーバーが描かれています。
ドウェイン・ジョンソンが演じる『ブラックアダム』は「シャザムと同等のパワーを持った支配欲求に飢えたヴィラン」という設定で、もともと映画『シャザム!』に登場する予定でした。ですがスタジオの方針で単独映画の公開後にシャザムと対決させる展開になったそうです。
ブラックアダムを演じることについて主演・製作を務めるドウェイン・ジョンソンは、自身のInstagramでこう語っています。
「クールなスーパーパワーを持ち、正しいことのために戦い、常に人々を守る。ほとんどの子どもたちと同じように、僕もそんなスーパーヒーローになることを夢見ていました。僕が10歳の時に初めて登場した最も偉大なスーパーヒーロー、スーパーマン。僕の中で全てが変わった瞬間でした。子供ながらにスーパーマンは常になりたいと思っていた存在でした。ですが数年後、僕は絶対にスーパーマンのようなヒーローにはなれないって理解したんです。僕はあまりにも反抗的だったし、乱暴者で、しきたりや権力に逆らっていたから。だけど僕は、善い心を持つ、善い子どもの一人でした。自分なりに善いことをしたいと思っていたんです。
そして、大人になった僕にも、子どもの頃と同じDNAが存在しています―スーパーヒーローになりたいっていう夢が叶ったんです。有名なDCユニバースに参加できること、そしてブラックアダムになれることを心からうれしく思います。
ブラックアダムは魔法の力で、スーパーマンに並ぶパワーを与えられています。ただ違うのは、彼がルールを守ったり、責任を取ったりしないところ。彼は反抗的ですが、スーパーヒーローの一種です。いつでも人々にとって正しいことをする。彼なりのやり方でですが。
この役割は僕のこれまでのキャリアの中で演じてきた役とは全く異なっていて、一緒に旅ができることを嬉しく思います。」
『ブラックアダム(原題:Black Adam)』は2020年7月に撮影開始予定、2021年12月22日にアメリカで公開予定
https://cinema-tronix.com/dccomics-schedule-from2019to2022/
source : Screen Rant