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「時間を逆転させる」注目のノーラン監督最新作『TENET テネット』 ー予告動画内の飛行機の爆発シーンは本物だった

『ダークナイト』シリーズや『インセプション(2010)』など大ヒット作品を手がけてきたクリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』。先日、その最新予告映像が公開されていました。



『TENET テネット』は国際スパイが世界中を舞台に”時間の連続性”をテーマに描かれるSF・サスペンス・アクション映画。製作費には2億ドル以上の予算がかけられており、ノーラン監督自身「いくつもの違うジャンルを、エキサイティングで新鮮な形で飛び越えています。僕はこれまでスケールの大きい作品をたくさん作り上げてきましたが、世界的展開という意味では、確実に今回が過去最大ですね。7ヶ国のいたるところで、大人数のキャストとともに大規模のアクションを撮影しました。間違いなく、これまでで最も野心的な映画です。」と本作への自信を明らかにしています。

今回公開された予告動画を観るに、現時点で物語についてわかっていることは「時間の逆転」「テネット」という言葉、そして「第3次世界大戦」という「人類滅亡よりもひどい出来事」が重要なワードになってきそうだということ。あとはノーラン監督らしい激しいカーチェイスや銃撃戦が満載のアクションシーンも本作の見所と言えます。

また、予告動画のラストで航空機ボーイング747が建物に突っ込んでいく様子が描かれていますが、本作で主演を務めるジョン・デイヴィッド・ワシントンは、そのシーンはCGではなく実際に撮影されていたことをCinemaBlendとのインタビューの中で明らかにしました。

「あれは本物の飛行機で、本物の建物に墜落したんです。 僕たちキャストとスタッフ全員がそれを目撃しました。ヤバかったですよ。(監督の)クリスがカットと叫んだ時には、みんな歓声をあげて、バンザイしてました。皆さんが(予告動画で)観た映像は、本当に起こったことなんです。」



『インターステラー(2014)』や『ダンケルク(2017)』は実際にセットから作ったというほど、CGを必要としないシーンには極力本物を使う主義のノーラン監督。とはいえ、大型航空機を実際に爆破させるなんて、それを許可される監督はほとんどいないんじゃないでしょうか。

キャストは『ブラック・クランズマン(2018)』のジョン・デヴィッド・ワシントン、『トワイライト』シリーズや『ザ・バットマン(2021)』のロバート・パティンソン、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017)』のエリザベス・デビッキ、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015)』のアーロン・テイラー=ジョンソン、『イエスタデイ(2019)』のヒメーシュ・パテル、そしてノーラン監督作品ではおなじみのマイケル・ケインらが出演。

なお、本作は2020年7月17日にアメリカ公開、9月18日に日本公開と告知されていましたが、新型コロナウイルスの現状を受けてか今回発表された最新の予告動画からは公開予定日は削除されています。新たな公開予定日については続報を待ちましょう。

『ダークナイト』クリストファー・ノーラン『スター・ウォーズ』ライアン・ジョンソンら、映画学校の卒業式にZoomでサプライズ出演『ダークナイト』シリーズ3部作や『メメント(2000)』『インセプション(2010)』などを手がけてきたクリストファー・ノーラン監督、『...

source : Entertainment Weekly , CinemaBlend

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