MOVIE

『スター・ウォーズ』やMCUを上回る、最も収益性の高い映画シリーズランキング ー 1位は『パラノーマル・アクティビティ』

昨今では、10億ドル超えの興行収入が期待されるような言わゆる「大型作品」を含め、様々な映画が公開されています。去年はマーベル・スタジオの『アベンジャーズ / エンドゲーム』が27.98億ドルを突破して歴代興行収入1位に君臨していた『アバター(2009)』を抜いたことも記憶に新しいですね。ただ、このような大型作品はそれ相応の「製作費」がかかるもの。例えば『エンドゲーム』は製作費が3.56億ドル、興行収入で言えば十分に大ヒットと呼べるような額がすでに製作費として充てられているのです。では、”製作予算に対する興行収入”という点から見て最も収益性の高い映画はいったいどの作品なのでしょうか。

フォーブスによれば最も収益性の高い映画1位に輝いたのは2009年公開のホラー映画『パラノーマル・アクテビティ』。45万ドルの予算で1億9400万ドルの興行収入を達成なんと予算の431倍という驚異的な数字を記録しています。第2位は1999年公開のホラー映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』。こちらも60万ドルの予算で2億4050万ドルの興行収入で410倍と『パラノーマル・アクティビティ』に迫る勢いです。



では、作品単体ではなくシリーズ化されている人気の映画シリーズの中から、最も収益性の高い映画シリーズとはどのシリーズなのでしょうか?ランキングにしてみたのでご覧ください!

ハリウッドで最も収益性の高い映画シリーズランキング

1位 『パラノーマル・アクティビティ』シリーズ(6作公開) 合計予算2845万ドル 総興行収入8億9094万ドル 平均利益31.3倍

2位 『ブレア・ウィッチ』シリーズ(3作公開) 合計予算2060万ドル 総興行収入3億730万ドル 平均利益14.91倍

3位 『死霊館』シリーズ(7作公開) 合計予算1億3900万ドル 総興行収入19億500万ドル 平均利益13.7倍

4位 『パージ』シリーズ(4作公開) 合計予算3500万ドル 総興行収入4億5800万ドル 平均利益13.08倍

5位 『ソウ』シリーズ(8作公開) 合計予算7500万ドル 総興行収入9億8200万ドル 平均利益13倍

6位 『怪盗グルー』シリーズ(4作公開) 合計予算2億9900万ドル 総興行収入37億807万ドル 平均利益12.63倍

7位 『ジョーズ』シリーズ(4作公開) 合計予算7300万ドル 総興行収入7億3775万ドル 平均利益10.1倍

8位 『トワイライト』シリーズ(5作公開) 合計予算3億8500万ドル 総興行収入33億3500万ドル 平均利益8.66倍

9位 『ジュラシック・パーク』シリーズ(5作公開) 合計予算6億1600万ドル 総興行収入50億900万ドル 平均利益8.14倍

10位 『インディ・ジョーンズ』シリーズ(4作公開) 合計予算2億9700万ドル 総興行収入19億7700万ドル 平均利益6.7倍

こうやってみるとホラー映画が7作も上位にランクインしていることから、ホラー映画の収益性の高さがうかがえます。なお、『スター・ウォーズ』シリーズ全11作の平均利益は6.16倍、MCU全22作の平均利益は4.9倍という結果に。

また、去年公開された『ジョーカー』はコミック映画を原作とした映画史上、最も収益性の高い映画という新記録を樹立しました。

現在『ジョーカー』は史上最も利益率が高いコミックス映画トッド・フィリップス監督によってアメコミ界屈指のヴィラン・ジョーカーの誕生を描いたDCコミックス原作の映画『ジョーカー』は、これまでにな...

source : Forbes

CINEMATRONIXをFOLLOW!!