公開からすでに2ヶ月以上が経ち、さらに未公開映像を追加したディレクターズカット版も上映された『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』。このMCUフェーズ3を締めくくった作品には多くの遊び心が隠されています。
そして本作にはジョン・ワッツ監督ら製作陣の、MARVEL COMICSに対する敬意の念が窺える1シーンが隠されていました。
Instagramユーザーのspidey.mcuによると、ピーター達がヴェネチアを去るシーンの背景の店の名前が全て「イタリア語化された歴代スパイダーマンの作家」の名前であることが明らかになりました。
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原作の『スパイダーマン」に登場するヴィラン「ホブゴブリン」を生み出したことで知られるロジャー・スターン、『アルティメット・スパイダーマン』をはじめ、数えきれないほどのMARVEL COMICSを手がけているブライアン・マイケル・ベンディス、「パニッシャー」を生み出したジェリー・コンウェイ、初期の『アイアンマン』や『アメイジング・スパイダーマン』を手がけたデヴィッド・ミッチェリーニ、そして近年まで『アメイジング・スパイダーマン』を担当してきたダン・スロット。
ちなみにピーター達がヴェネチアで泊まるホテルの名前も、MARVEL COMICSで40年以上のキャリアを持つベテラン作家J・M・デマッタイス氏の名前が付けられています。
『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』にはこういう形でスパイダーマンの歴史に対する敬意が表れています。
『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』は、現在世界興行収入11億2000万ドルを記録し、スパイダーマン映画史上最も成功した映画となりました。ですがソニー・ピクチャーズとディズニー(MARVEL STUDIOS)の対立によって、現状ではこれがMCUで最後のスパイダーマン映画になりそうです。
MARVEL STUDIOS代表のケヴィン・ファイギ氏は『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』の公開直後「これまでにないピーター・パーカーの物語を映画で描く準備ができたことをうれしく思います」と語っていましたが、その計画は大きく変更しなければいけなくなってしまいました。一体どうなる…?