MCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)でおなじみのキャラクター、ブルース・バナー(ハルク)を演じているマーク・ラファロは、ハルクの単独映画化について「面白いアイデア」があることをVarietyのインタビューの中で明らかにしました。
ハルクは『インクレディブル・ハルク(2008)』でMCUデビュー。この時はエドワード・ノートンがブルース・バナーを演じました。それから『アベンジャーズ(2012)』『アベンジャーズ / エイジ・オブ・ウルトロン(2015)』『マイティ・ソー / バトルロイヤル(2017)』『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー(2018)』『アベンジャーズ / エンドゲーム(2019)」と多くの作品に登場していますが、ラファロが演じるハルクの単独作品は未だに作られていません。
ラファロはハルクの単独映画化を希望しており、またそれについて自身の考えをこのように述べました。
「面白いと思うアイデアがあるんです。僕たちはまだブルースの人生を追求していませんよね。彼はいつもちょっとみんなとは離れているというか。(『ハムレット』の)ローゼンクランツとギルデンスターンみたいな感じですよ。これまでの映画の間でブルースの身に何が起きていたのかを描くことはとても興味深いと思います。」
つまり『アベンジャーズ / エンドゲーム』以降のブルースを描くのではなく、『ブラック・ウィドウ』のように過去の作品と作品の間に起きていたことを描くというものです。例えば『エンドゲーム』の空白の5年間とか。ブルースがどのような過程を経てスマートハルクという大変身を遂げたのかについては、きっと多くのファンが気にしていることの一つでしょう。ラファロがこのアイデアをマーベル・スタジオに提案したのかどうかはわかりませんが、ラファロ自身は去年東京コミコンに出席した際に「ハルクにはまだ語るべき物語がある」とコメントしており、そのアイデアをマーベル代表のケヴィン・ファイギ氏と話し合ったと言います。
もちろん『エンドゲーム』以降のブルースの物語が、どのように語られるのかということも多くのファンが気にしていることです。以前MCUドラマ『シーハルク』にブルースは登場しますか?と聞かれたラファロは「話し合いはもう始まっています」と答え、「初期段階ではありますが、ブルースが彼女(シーハルク)を友人として優しく支え、そして導く存在になれればいいですね」と語っていました。今回ラファロは今後の展開について「ハルクとウルヴァリンが共演するかもしれませんね」と自身の希望を込めたコメントを残しています。
MCUに将来『X-MEN』が登場するのはまだ先のことになると思います。そのメンバーにウルヴァリンが含まれているかどうかもまだわかりません。ですがいずれにせよラファロ自身が、ブルース・バナーを再び演じることを楽しみにしていることがうかがえますね。
source : Variety