MCUフェーズ3を締めくくる作品『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』の公開まで残り約2週間となりましたが、その内容についてはまだまだ多くの謎が残されています。スパイダーマンを演じるトム・ホランド本人が監督に思わず「頭大丈夫?」と聞いてしまうぐらい衝撃的なシーンが含まれているという今作に関して、ファンの間では多くの仮説が立てられています。
Geeks WorldWideによると、MARVEL STUDIOSが新たなキャスティングを始めたことが明らかになり、その人物こそ今後のMCUにおけるボスキャラではないかと噂されています。
サノスに代わる敵はThe Benefactorか?
Geeks WorldWideが入手したキャスティング内訳によるとそのキャラクターの名前はThe Benefactorと記載されていたとのこと。Benefactorとは支援者や事業家といった意味を持つ言葉ですが、このThe Benefactorなる人物について現在明らかになっている情報は40代〜60代の間の男性で今年の年末までにアトランタで撮影を行うということ、そしてキャラクターのイメージは「奇妙で極悪な事業家」ということです。
すでにピンときた方もいるでしょう。このThe Benefactorの正体は、実は過去のMCU作品にヒントが隠されています。
MCU20作目『アントマン&ワスプ』で、ホープ達は量子トンネルを完成させる部品を手に入れるために武器商人ソニー・バーチと取引をします。この時のソニーの取引条件はピム博士のテクノロジーを渡すことでした。なぜならそのテクノロジーに関心を示している買い手がいて、ソニーはそのテクノロジーを売って大儲けするためです。
この交渉は決裂し、後にソニーは警察に捕まってしまいますが、結局最後までソニーの雇い主である買い手は登場していません。
ですがその買い手の名前こそThe Benefactorと呼ばれる人物です。
量子テクノロジーに関心を示しているということはThe Benefactorはある程度科学に精通している人物です。そしてキャスティングイメージにある40代〜60代の「極悪な事業家」…もうお分かりですね?
スパイダーマンの敵でおなじみのノーマン・オズボーンです。
ノーマン・オズボーンが『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』に登場する可能性についてはこちらの記事で考察しています。
もちろん、The Benefactorがノーマン・オズボーンだという確証はありませんが、トニーの他に圧倒的な科学力を持っているキャラクターといえば彼が思い浮かぶのではないでしょうか。トニーのいなくなった世界を科学力で支配しようとしているのかもしれません。
source : Geeks Worldwide