アメコミ史上初のヒーローチームとして高い知名度を誇る「ファンタスティック・フォー」。MCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)フェーズ4以降に映画化が予定されていますが、20世紀フォックス買収後のマーベル・スタジオ(ディズニー)による初の映画化ということもあり、すでに世界中のファンから大きな期待が寄せられています。そんな『ファンタスティック・フォー(原題 Fantastic Four)』のキャスティングに関して、マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ社長がヒントを与えています。
Comicbook.comのインタビューに登場したファイギ氏は、マーベル・スタジオの映画のキャスティングにおける戦略について尋ねられると「MCU(のポイント)は既に確立された俳優と新人による美しい組み合わせだと思います」と答えています。
「『シャン・チー』におけるシム・リウや(ソー役の)クリス・ヘムズワース、(ロキ役の)トム・ヒドルストン、(スパイダーマン役の)トム・ホランドなど当時は知名度の低かった俳優もいれば、ドクター・ストレンジを演じるベネディクト・カンバーバッチや『マイティ・ソー / ラブ・アンド・サンダー』でゴア役を演じるクリスチャン・ベールのようなベテランも参加しています。その両方が見事に融合しているんですよね。そして大事なのは、その役に最も適した俳優を探すことであり、その俳優が世間に知られているかどうかは関係ないんです。」
ファイギ社長の言葉通り近年のマーベル・スタジオは『ミズ・マーベル』の主役に全く無名の新人イマン・ヴェラーニをキャスティングしたり、『エターナルズ』の監督に当時は無名だったクロエ・ジャオ監督を起用するなど、知名度よりも感性や才能を重視したキャスティングを行っています。MCU版『ファンタスティック・フォー』に関して現在明らかになっているのは監督を『スパイダーマン』シリーズを手がけるジョン・ワッツが務めるということのみ。脚本もまだ完成しておらず、キャスティングにはまだ時間がかかると思われます。
ちなみにファンの間ではリード・リチャーズ(Mr.ファンタスティック)とスーザン・ストーム(インヴィジブル・ガール)の役に、実生活でも夫婦であるジョン・クラシンスキーとエミリー・ブラントを望んでいる声が多く上がっていますが本人たちは関与を否定しています。
source : Comicbook.com