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『ファンタスティック・フォー』がMCUに登場する最適の方法とは ー マーベルの科学顧問が語る

かねてより企画が進行中と伝えられているMCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)への『ファンタスティック・フォー』登場について、マーベルの科学顧問であるクリフォード・ジョンソン氏は「最高のアイデアがある」ことをIndieWireのインタビューの中で明かしました。

『X-MEN』と『ファンタスティック・フォー』というマーベル・コミックスの中でも知名度の高い2作品の映像化権は、これまで20世紀フォックスが所有していました。これまで映画版『X-MEN』は、スピンオフ作品の『ウルヴァリン』や『デッドプール』シリーズ、2020年8月に公開予定の『ニュー・ミュータンツ(原題 New Mutants)』を含めると計13作品が製作されており、『ファンタスティック・フォー』シリーズは2005年、2007年の2作品と、2015年のリブート版の計3作が公開されています。

そして2019年3月、ウォルト・ディズニー・カンパニーが21世紀フォックスを買収したことで『X-MEN』『ファンタスティック・フォー』の権利はディズニー(マーベル・スタジオ)に戻っており、代表のケヴィン・ファイギ氏も『X-MEN』『ファンタスティック・フォー』のMCU合流を企画していることを認めています。



理論物理科学者として、科学をベースにしたストーリーを作る上でこれまで数々の映画やテレビ番組に携わり、『アベンジャーズ / エンドゲーム(2019)』にも科学的アドバイスをする立場で関わっていたというジョンソンは『ファンタスティック・フォー』が「大好き」だそう。「彼らを(MCUの)物語に織り込むのを手伝う機会があればと思います。」と語る彼は「ワカンダとファンタスティック・フォーは最初につながるべきです。その方法はすでにわかっているんですから」と言います。

「ワカンダが別の次元でファンタスティック・フォーを発見するっていうのが、コミックとは異なるクールな方法だと思います。」

原作コミックにおいてブラックパンサーとファンタスティック・フォーには密接な繋がりがあります。「Fantastic Four#52(1966)」で初登場した国王のティ・チャラは国王でありながらも天才的な科学者でもありました。MCU版では妹のシュリを筆頭に、ワカンダは世界有数の科学技術力を持った国として描かれており、その技術力を持って「別の次元」の研究を進めるというのは理に適っているかもしれません。『ブラックパンサー2(仮題)』の作中に登場しないとしても、『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー(2018)』のエンドクレジットでキャプテン・マーベルが紹介されたように、彼らもエンドクレジットで紹介される可能性もあります。いずれにせよマーベル・スタジオがMCU版ファンタスティック・フォーの企画を進めていることは間違いありません。

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source : IndieWire

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