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DCコミックス映画『ジャスティス・リーグ』幻のスナイダー・カット版、ついに2021年にHBOで公開決定

スーパーマン、バットマン、アクアマン、フラッシュ、サイボーグ、ワンダーウーマンといったDCコミックスを代表する人気キャラクターが集結した映画『ジャスティス・リーグ(2017)』。かねてより多くのファンから公開が期待されていた「スナイダー・カット版」が公開されることが正式に発表されました。WarnerMediaGroupが報じています。

DC版『アベンジャーズ』とも言える本作は、MCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)作品『アベンジャーズ(2012)』でメガホンをとったジョス・ウェドン監督が手がけていますが、本来であれば『マン・オブ・スティール(2013)』や『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016)』を手がけてきたザック・スナイダー監督が完成させる予定でした。ですがスナイダー監督は愛娘の自殺という痛ましい不幸の後、心労のため監督を降板、スナイダー監督が途中まで撮影していた多くの未発表のシーンは「スナイダーカット」と呼ばれることになります。



スナイダーカット版の『ジャスティス・リーグ』はウェドン監督版とは多くが異なるという理由もあり、多くのファンから公開を求める声が上がっていました。SNSではファン達が「#ReleaseTheSnyderCut(スナイダー・カットを公開しろ)」というハッシュタグをつけた投稿を行う動きが話題になる一方で、一部の製作関係者からは「スナイダー・カット」は存在しないという報道もあったりと、存在の有無がわからない状態に。

そんな中、アクアマン役のジェイソン・モモアが「スナイダーカット版を観た」と明かしたほか、スナイダー監督自身が「スナイダーカットは存在します」と証言。存在が確証されたことをきっかけに、サイボーグ役のレイ・フィッシャー、バットマン役のベン・アフレック、ワンダーウーマン役のガル・ギャドットらも「#ReleaseTheSnyderCut」のハッシュタグをつけて活動に参加、ますますの盛り上がりを見せていました。

先日行われた『マン・オブ・スティール』の同時視聴イベントに参加したスナイダー監督は、これまでの運動の成果が実り、この度「スナイダーカット版」の公開が実現するに至ったことを報告しました。

アーティストを支援し、彼らの真のビジョンを実現するというHBO Max、ワーナー・ブラザーズの勇気ある行動に感謝します。また、リリースを実現させるために”スナイダー・カット運動”に関わったすべての皆さん、本当にありがとうございます。」



ワーナー・ブラザース映画会長のトビー・エメリッヒ氏は「ザックの物語を分かち合うのに良い時期だと思いますし、HBO Maxがそのプラットフォームとして相応しいでしょう」とコメント、HBO Max最高コンテンツ責任者のケヴィン・レイリー氏は「ザックと(ザックの妻の)デビーが『ジャスティス・リーグ』をどうしたいかという素晴らしいヴィジョンを見せてくれた時、我々のチームとワーナー・ブラザースは、たくさんの問題をどう解決すればいいかというミッションに取り組みました」とこの度の実現について述べました。

The Hollywood Reporterによれば「スナイダー・カット版」は6部構成のミニシリーズまたは4時間のディレクターズカット版として公開されると見られており、さらに完成までには2000万ドル以上の費用がかかるとのこと。また、オリジナルのキャストとクルーは追加の撮影やセリフの収録、ポストプロダクション作業を完成させるために再び集結することが予想されています。

『ジャスティス・リーグ スナイダーカット版』は2021年HBO Maxにて配信予定

source : WarnerMediaGroup , The Hollywood Reporter

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