クリストファー・ノーラン監督によるクリスチャン・ベール主演のバットマン『ダークナイト』シリーズにて『ダークナイト ライジング(2012)』でキャットウーマン役を演じたアン・ハサウェイは、オーディション時にハーレイ・クインのオーディションだと勘違いしていたそうです。ラジオ番組BBC Radio 1の中でハサウェイ自身が明かしています。
セリーナ・カイルことキャットウーマンはDCコミックス原作『バットマン』に登場する人気キャラクターの1人。ブルース・ウェイン(バットマン)とは恋仲でもあり、時に敵でもある不二子ちゃん的な立ち位置のキャラクターを『バットマン リターンズ(1992)』ではミシェル・ファイファーが、『キャットウーマン(2004)』ではハル・ベリーがそれぞれ演じてきました。
そして3代目キャットウーマンを決めるオーディションが行われ、気合を入れて臨んだハサウェイでしたが、この時キャットウーマンのイメージとは程遠い格好で挑んでしまったと言います。
「私は、可愛いけどストライプがあちこちに入っててちょっと変わったデザインのヴィヴィアン・ウエストウッドのトップスを着ていったの。それとジョーカーみたいなフラットなシューズも履いて。それで(監督の)ノーランに狂気を含んだように笑いかけようとしていたわ。」
ハサウェイはハーレイ・クイン役んおオーディションと勘違いしていたのでした。それから1時間後、面接の最後にノーラン監督は「言わなくてもわかってると思うんだけどこれはキャットウーマンのオーディションだよ」と一言。それを聞いたハサウェイはすぐに意識を切り替えたそうです。
「オーケー、私は優雅でしなやか…優雅でしなやかなの。こんなトップス…好きなんだけど今は嫌い。私は優雅でしなやか…」
結果、キャットウーマン役をハサウェイは勝ち取り、後にハーレイ・クイン役はマーゴット・ロビーが勝ち取りました。まあハサウェイが演じるハーレイ・クインも観たかったですね…絶対可愛い。
現在製作が進められている『ザ・バットマン(原題 The Batman)』にて「4代目キャットウーマン」に就任したのは『ファンタスティック・ビースト』シリーズのゾーイ・クラヴィッツ。新たなキャットウーマンにも期待したいところ。
source : BBC Radio 1