MARVEL

マーベル・スタジオ代表、『ブラックパンサー』チャドウィック・ボーズマンへ追悼のコメント

MCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)作品『ブラックパンサー(2018)』などで知られるチャドウィック・ボーズマンが大腸癌のため死去したという衝撃のニュースが昨日世界中を駆け巡りました。才能に溢れ、多くの人から愛されたボーズマンのあまりにも突然の訃報にSNS上では俳優や、ミュージシャン、スポーツ選手などから数多くのコメントが投稿されています。

[悲報]ブラックパンサー役チャドウィック・ボーズマン、大腸癌のため死亡 ー 43歳、最後は家族に看取られてMCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)作品『ブラックパンサー(2018)』でティ・チャラ(ブラックパンサー)役で知...

『エクスプレス / 負けざる者たち(2008)』で映画デビューを飾ったボーズマン。『42 ~世界を変えた男~(2013)』、『ジェームズ・ブラウン~最高の魂を持つ男~(2014)』などで主演を務めていた彼が、一躍世界で知られるようになったのはやはり『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ(2016)』で初登場したティ・チャラ(ブラックパンサー)役でしょう。その後『ブラックパンサー』『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー(2018)』『アベンジャーズ / エンドゲーム(2019)』と計4本のMCU作品に出演し、今後のMCUにおいても更なる活躍が期待されていました。

ボーズマンの死に対して、マーベル・スタジオの代表であるケヴィン・ファイギ氏はThe Hollywood Reporterを通じて以下の声明を発表、そして共同社長であるルイス・デスポジート氏も悲しみのコメントを寄せています。



「チャドウィックの死に完全に打ちのめされています。彼はティ・チャラであり、ブラックパンサーであり、親愛なる友人でもありました。撮影現場に足を踏み入れるたびにカリスマ性を放ち、スクリーンに登場するたびに、本当に忘れられないものを生み出していました。彼はキャリアの中で多くの素晴らしい偉人を演じており、偉大な男たちを生き生きと演じきることに彼ほど長けている人はいなかったでしょう。彼自身、彼が演じた人物達と同じように賢くて優しくて、そして力強い人でした。今や彼は、彼らと同じように時代の象徴となっています。マーベル・スタジオ・ファミリーは、彼を失ったことを深く嘆き、今夜彼の家族と共に悲しんでいます。」

「打ちひしがれました。マーベルは真のスーパーヒーローと友人を失いましたが、我々の心はチャドウィックの家族と共にあります。チャドウィックは並外れた力を持っていました。ティ・チャラ王が善の力と忠誠と友情の意味を世界に示したように。ワカンダフォーエバー、友よ。」



ボーズマンはティ・チャラ役でMCUドラマ『What If』のほか、2022年公開予定となっている『ブラックパンサー』の続編にも出演が決まっていましたがそれらが今後どうなるのか、現時点ではまだ発表はありません。

ボースマン演じるティ・チャラはMCUフェーズ5における「アベンジャーズ」のようなチームの中心的な役割を果たすと見られていただけに、絶対に欠かすことのできないキャラクターです。とは言えティ・チャラを他の俳優が引き継ぎ演じることはできるのでしょうか…

これまでMCUで俳優が変更されたのは『アイアンマン(2008)』でローディ役を演じたテレンス・ハワード、『インクレディブル・ハルク(2008)』でブルース・バナー役を演じたエドワード・ノートンの2人のみ。いずれも出演料や脚本への不満などマーベル・スタジオと衝突したことが原因でした。ですがティ・チャラに関しては、ボーズマン以外に演じられる俳優はいないと言えるほど世界中のファンに愛されたキャラクターです。新たに俳優を起用するのか、ブラックパンサーをフェーズ5から外すのか…公式の発表を待ちましょう。

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source : The Hollywood Reporter

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