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ディズニー『ムーラン』、2020年12月にはDisney +で無料配信を予定 ー 公開からわずか3ヶ月での移行は最速

ディズニー最新作『ムーラン』が2020年12月4日にDisney +で無料配信される見通しであることが明らかになりました。Disneyが発表しています。

『ムーラン』は先日プレミアアクセス(有料配信)として配信されることが報じられており、それはDisney+会員は2,980円(税抜)のプレミアアクセス料金を追加で支払うことで、いち早く『ムーラン』を鑑賞できるというもの。購入後は会員であるかぎり無制限に視聴可能で、退会後も再入会後には再び視聴できます。

ディズニー『ムーラン』、日本でも劇場公開ではなくDisney +で有料配信決定 ー 価格は2980円、無制限で視聴可能ディズニー最新作『ムーラン』が日本でも2020年9月4日からDisney +にてプレミアアクセス(有料配信)にて公開されることが明らかに...

海外のDisney +『ムーラン』の予約ページには、『ムーラン』が2020年12月4日にDisney+の全加入者向けに公開されることが小さく書かれています。 大作映画が劇場公開、および有料配信開始からわずか3ヶ月でストリーミング(無料)配信に移行するのは初めてのことです。

©︎Disney

新型コロナウイルスによる映画館の営業停止状況を踏まえ、先日ユニバーサル・ピクチャーズとアメリカの大手映画館チェーンAMCは、早期配信と引き換えに、配信の利益を劇場へ還元する契約を締結しました。ですが、Disney +の場合は『ムーラン』の利益をディズニーが独占することになります。『ムーラン』のプレミアアクセスでの配信が成功を収めることになれば、ほかのスタジオもその後を追うように独自で配信を打ち出す可能性が出てきます。

基本的に映画館とは最新作や話題作を上映し、その作品を観るために観客が足を運ぶ場所です。今後もしそれらの作品を自宅で観ることができるようになるなら、もはやこれまでの配給会社と映画館というビジネスモデルを維持することはできません。

世界中の映画館が営業停止状態にあったなか、ようやく映画業界復活に向けて営業を再開する劇場が増えてきたその矢先。『ムーラン』には映画業界を再興させるための期待がかかっていたぶん、今回のディズニーの発表はエンターテイメント業界に衝撃をもたらしています。

『ムーラン』のプレミアアクセスでの成功は、今後の映画館の在り方に大きな影響を与える可能性があります。

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