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『アベンジャーズ / エンドゲーム』監督、SONYとMARVELのスパイダーマン問題について「悲劇的な間違いをした」と語る

ディズニー(MARVEL STUDIOS)とソニー・ピクチャーズがスパイダーマン映画に関する契約条件を巡って対立した報道は、世界中のファンを驚かせました。



スパイダーマンは今後のMCUから離脱するという方向で話がまとまっている現在、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でスパイダーマンを初めてMCUに登場させてから『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』と計3作品にわたってスパイダーマンを描き続けたアンソニー&ジョー・ルッソ監督は「それほど驚いてはいませんが、これはSONY側の悲劇的な間違い」であるという想いを明らかにしました。Tront Sunが報じています。

「スパイダーマンを『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』に導入させるのは簡単なことじゃなかった。非常に長くて困難なプロセスだったんです。」と語るのはアンソニー・ルッソ監督。「それでも僕らはそれを実現するために頑張りました。ですが(MARVEL STUDIOS代表のケヴィン・ファイギはスパイダーマンをMCUから引き離してしまいました。まあ、そもそも(スパイダーマンの)参入がどれほど難しいことだったかを知っているので、今回の対立についてジョーと僕はそんなに驚いていません。」



「ただ、ソニーが今後、長年ケヴィンが語ってきた素晴らしいストーリーや、培ってきたとてつもない成功を再現できると考えているのは、それはソニーにとって悲劇的な間違いだと思います。一歩下がってできる限り客観的に考えるように言いたいですね。それは大きな間違いだと。」

そんなスパイダーマンのMCU参入の裏には、MARVEL STUDIOS代表のケヴィン・ファイギ氏の並々ならぬ努力があったことは想像に難くありません。それでもこの対立という結果になってしまったことについてジョー・ルッソ監督は

「スパイダーマンがMCUに参入することは、ずっとこうなるべきだと望んでいたことですし、MARVELの内部でも長いこと戦ってきたことなんです。ですがこういう事態になって、ケヴィンはずっと僕らのオフィスにも来ていました。僕らが「ソニーとなんとかしないと」と言うと彼は「オーケー、わかったなんとかしてみるよ」と言って自分のオフィスに帰って行ったんです。彼は「解決した!スパイダーマンは必要ない!」と言えるような出口を探していたんですね。なぜなら、大企業同士が互いにうまくやっていくのには仕事が多すぎるんですよ。今回の件が起きたことで、我々は少し時間が出来たことを祝うべきなんです。」



今回の騒動を受けて、ケヴィン・ファイギ氏は「我々はスパイダーマンへの感謝と喜びを感じています。」と語っていました。「MCUの中にスパイダーマンが登場する作品を5つ製作しました。ソロ作品2本とチームアップ作品3本です。ですがこれらは(この関係が)永遠に続くことを意図したものではありません。この関係が続けられる時間には限りがあることを知っていたので、伝えたいストーリーを伝えました。私は常にソニー・ピクチャーズに感謝しています。」

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source : Daily Beast ,  Tront Sun

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