Disney +で配信予定の『ロキ』、そして先月のD23 EXPO内で突如発表された『ムーンナイト』のワーキングタイトルが明らかになりました。ワーキングタイトルとはネタバレ防止のために撮影中に使われる「偽のタイトル」のことで、人気の映画やテレビ番組の撮影なんかではよく使われています。
Production Weeklyのリストによると、『ロキ』は『River Cruise』、『ムーンナイト』は『Good Faith』と呼ばれるようです。『スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け』のワーキングタイトル『trIXie』(スター・ウォーズの9作目であることからローマ数字のIXが強調されている)のようになんとなくわかるものもありますが、多くのワーキングタイトルは作品内容がわからないように名付けられています。このワーキングタイトルの意味を推測するのも面白いですね。
ちなみに『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は『Tag Team』、『アベンジャーズ / エンドゲーム』は『Mary Lou』と名付けられていました。
ドラマ『ロキ』は『アベンジャーズ / エンドゲーム』でテッセラクトを手に入れたロキが、何らかの方法でタイムトラベルをして人類の歴史に関わる物語であることが明らかにされています。
ロキ役のトム・ヒドルストンは、MTV Newsのなかで「ファンにとって満足のいくものでありながら、キャラクターの未だ見ぬ側面を探っていく」と語りました。
「僕はこのキャラクターのことを知っています。皆さんも知っているとお思いになるでしょう。僕は彼を演じますが、これまでとは違う方法で彼に新たな挑戦をさせないといけません。」「そして彼はこれまで見たことも聞いたこともないような恐るべき敵と出会います。何が起きるのか言えたらいいんですけど、残念ながら言えません。」
『ムーンナイト』は元傭兵であるマーク・スペクターがエジプトでの任務に就いた際、雇い主にハメられて瀕死の重傷を負わされたのち、月の神「コンシュー」によって神の化身ムーンナイトとして蘇る物語。彼の最大の特徴は多重人格者であるということです。マーク本人の人格に加えて、大富豪の人格スティーブン・グラント、タクシー運転手の人格ジェイク・ロックリーという個性的な設定を持つムーンナイトはどのようにMCUの世界と関わってくるのでしょうか。
現在マーク・スペクターを演じる俳優については明らかにされていませんが、ファンの間ではかねてよりマーベル出演の噂が絶えないキアヌ・リーヴス、そして『スプリット(2017)』で24人もの人格をもつ多重人格者を演じきったジェームズ・マカヴォイの名前が挙がっています。
『ロキ』はDisney + で2021年春に配信予定、『ムーンナイト』の配信予定日は未定
source : Production Weekly