マーベル・コミックス最初期のヒーローチーム「ファンタスティック・フォー」がMCUに登場する企画をマーベル・スタジオが進めていることはかねてより伝えられていますが、現時点でその詳細や進捗については明らかにされていません。「ファンタスティック・フォー」のMCU参加はファンが長い間待ち望んでいたことですが、一体どのような形で登場することになるのでしょうか。
現在ファンの間で噂されているのはトニー・スタークが関係しているのではないかという考えです。それが示唆されているのは『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ(2016)』でトニーがBARF技術を使ってプレゼンをするシーンでのこと。トニーは”セプテンバー基金奨学金”を発表、それはMITの全ての学生の研究を対象に無条件で資金を提供するというものでした。
「ファンタスティック・フォー」のリーダーであるリード・リチャーズは、原作コミックではMITに通い量子物理学を研究する学生だったという設定があります。つまりトニーのプレゼンに学生時代のリードが出席しており、スターク・インダストリーズから奨学金の援助を受けていたという繋がりが生まれているかもしれません。
『アイアンマン(2008)』から『アベンジャーズ / エンドゲーム(2019)』までMCUの中核を担ってきたトニーですが、亡き後も『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム(2019)』でクエンティン・ベック(ミステリオ)がスターク・インダストリーズの元社員だったことが紹介されたりと、MCUにはトニーに関わる「伏線」がまだ残されているのかもしれません。
ちなみに前述したようにリードは大学で量子物理学を研究していました。量子物理といえば、そう『アントマン』です。ファンの間では「ファンタスティック・フォー」が『アントマン3』で紹介されるという推測もあります。