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ディズニーのテーマパークは2021年1月1日まで営業再開できない可能性がある ー 世界最大の銀行UBSが予測

新型コロナウイルスの影響により世界中の企業が影響をうける中、ウォルト・ディズニー・カンパニーが所有するディズニーランドなどのテーマパークは2021年1月まで再開の見通しが立たない可能性があることを、世界有数の持株会社であるUBSが予測しました。LA Timesが報じています。



ディズニーは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて世界中のテーマパークを閉鎖、当初は3月末までの閉鎖と言われていましたが、予想を上回る事態に現在も再開時期については不明となっています。

LA TimesによればUBSは「ウォルト・ディズニー・カンパニーはテーマパークを再開するのに2021年1月まで待つことになる」と予測、またあるメディア企業は「来場者は2019年に比べて50%減になる」とも伝えています。

「集団感染の影響が長引けば、ワクチンが開発され、かつ(ディズニーが)今後新たに健康被害予防策を講じたとしても、テーマパーク事業の収益は劇的に減少すると考えています。」

テーマパークは言わずもがな多くの人が密集する場所。ジェットコースターなどアトラクションの手すりや入り口の回転式改札機など、人が直接手を触れる場所は数えだしたらキリがありません。ウォルト・ディズニー・カンパニーの元CEOボブ・アイガー氏は営業再開の際には「より精密な検査や制限」といった安全対策を講じる考えを示しています。

「我々が来場した全てのお客様に対して手荷物検査を行っているように、体温検査も行う必要があると考えています。また、パーク全体の人数制限、アトラクションの消毒や消毒ステーションを設置する可能性もあります。」

問題はテーマパークの営業再開後、コロナウイルスの影響により「テーマパーク離れ」してしまった客をどのようにして呼び戻すかが非常に重要になってくると思います。「人が密集している場所は危険」というイメージを持ってしまった人が、ディズニーランドのようなテーマパークに足を運ぶまでにはしばらく時間がかかるのではないでしょうか。

新型コロナウイルスの影響で飲食店やエンターテイメント事業には甚大な被害が出ており、ウォルト・ディズニー・カンパニーは1日あたり推定2000万ドル(約21億5000万円)の損失を出していると言われています。テーマパークだけでなく、映画館が閉鎖したことで『ムーラン』や『ブラック・ウィドウ』といった新作映画の公開ができず、撮影もできません。事態の一刻も早い収束を願うばかりです。みんな、とりあえず家にいよう。

source : LA Times

 

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