『アベンジャーズ / エンドゲーム』のラストでスティーブ(キャプテン・アメリカ)は、インフィニティ・ストーンを元の場所に戻すために過去に戻り、そして最愛の人ペギーと共に暮らす人生を選びました。それからタイムトラベルをせずに生き続けて、再びサムの前に現れるわけですがこの時のスティーブはいったい何歳だったのでしょうか?
『アベンジャーズ / エンドゲーム』のVFX技術について解説しているWIREDの動画の中で、この時のキャプテン・アメリカはなんと106歳であることが明らかにされました。
スティーブは1918年生まれ、『エンドゲーム』の時系列は2023年なので…ん?105歳じゃない?まぁいいか笑
『キャプテン・アメリカ / ザ・ファースト・アベンジャー』は第二次世界大戦の時代を描いていました。このラストでスティーブが氷漬けになったのが1945年、スティーブが27歳の時です。
それから時が経って2011年にスティーブは発見、解凍されて『エンドゲーム』までの12年間生きています。つまり『エンドゲーム』でインフィニティ・ストーンを戻す旅に出る時点で生物学的にはスティーブは38歳(27 + 11)です。
そして本当に老人として登場したスティーブが106歳とするなら、68年間(106 − 38)を過去で過ごしたことになります。
『エンドゲーム』脚本のステファン・マクフィーリーはスティーブは1948年に戻ったことを証言しています。つまりペギーとそこで再会したのならペギーとは68年間(2016 − 1948)共に生活したということになります。(ペギーは『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ(2016)』の時に亡くなりました。)
『シビル・ウォー』でペギーの最後を看取った後、2023年のタイムラインに戻ってきたのではないでしょうか。
『エンドゲーム』で老人として現れたスティーブの左手薬指には指輪がしてありましたが、ペギーと結婚したのかどうかについてはコメントを避けていてはっきりとはわかっていません。ですがドラマ『エージェント・オブ・シールド』のシーズン3第20話「解放」の中でペギーが95歳で死去したことが新聞で報じられるシーンがありました。そしてそこには「彼女は結婚して2人の子供がいた」ことも描かれています。
問題なのはスティーブが戻った時間軸がどの世界なのかということです。この問題については監督のジョー&アンソニー ルッソの言い分と、脚本のステファン・マクフィーリーらの言い分が違うので、どちらで解釈するのかで大きく意味が変わってきます。
ルッソ監督はスティーブが別のタイムラインで人生をやり直した、と解釈していますがマクフィーリー氏らはこれまでと同じタイムラインに戻って人生をやり直した、と言います。ルッソ監督の言い分であれば、この2人の子供に会うことはできませんが、マクフィーリー氏の言い分で解釈するならペギーとスティーブ(だと信じたい)の子供が今後登場する可能性はあり得ます。
ちなみにスティーブが106歳だとしてもそう見えないのは、やっぱり超人血清によるものなんでしょうか。超人血清最高。
source : WIRED