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YoutubeやNetflixなどのストリーミングサービスが新型コロナウイルスの影響を受けて画質を制限

新型コロナウイルスの感染拡大により、アメリカをはじめ、ヨーロッパでも外出禁止令が出され、自宅待機せざるを得ない人が世界的に増加している傾向にあります。そんな人達が自宅で映画やネット動画を観て過ごすというのは当然の選択肢と言えますね。

NetflixやYoutubeなどの需要が高まるなか、この動きを受けて大手ストリーミングサービスのNetflixは、インターネットの限られた帯域幅を独占しないためにも画質を一時的に25%程度低下させることを発表しました。Netflixのコンテンツ配信部門の副社長ケン・フローランス氏によれば、特にコロナウイルスの影響が強いヨーロッパを中心にこの動きを展開していくそうで、ヨーロッパでは30日間の間は最高画質のストリームは削除しているとのこと。またフローランス氏は「動画の画質を注意深く観ていれば、わずかな劣化に気づくかもしれません。ですがお支払いしている値段に見合ったクオリティではあると思いますよ。」とコメントしています。



同様に大手動画投稿サービスYoutubeを有するGoogleは「前例の無い状況下でシステムへの負担を最小限に抑えるために世界中の政府やネットワークオペレーターと協力しあっています。」と述べ、「先週、Youtubeの全ての動画を一時的にEUの標準解像度にデフォルト設定することを発表しました。そしてこの変更は2020年3月24日から世界中で適用されます。」とコメントしました。標準の画質を若干下げているものの、自分で設定することによって画質のクオリティを上げることは可能だとのこと。ですが、多くの人がアクセスしている以上、むやみに画質を上げることで動画の遅延が発生する可能性はありそうです。

また、Amazon Primeを展開するAmazonも「インターネット需要の増加に対応するため動画のデータ量を削減する取り組みをすでに開始している」と述べ、Disney +を展開するディズニーも「Disney +を展開している全ての市場を対象に24日から全体の画質を少なくとも25%削減する」と発表、「今後必要に応じてビットレートをさらに削減する」とも付け加えています。

これらの動きは新型コロナウイルスが収束するまでは、しばらく続くと思われます。

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source : ABC News

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