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[考察]新型コロナウイルスの影響によりディズニーの株価が暴落、Appleが買収を検討か

世界的に感染拡大が進行している新型コロナウイルスは世界中の企業に甚大な被害を及ぼしており、世界有数の大企業もその例外ではありません。

ウォルト・ディズニー・カンパニーはこの影響を受けて世界中のテーマパークを閉鎖、『ムーラン』や『ブラック・ウィドウ』をはじめとする大型映画作品の公開も延期になり、映画やテレビ作品の製作も中止せざるを得ない状況になっています。また、スポーツ関連の試合も行われていないためディズニーが所有するスポーツ専門ストリーミングサービス「ESPN」も稼働しておらず、まさに踏んだり蹴ったり。これによりディズニーの株価は先月よりも36%も下落しています。



Rosenblatt Securitiesのアナリスト、バーニー・マクターナン氏は、今こそ世界トップクラスの時価総額を誇るAppleがディズニーを買収する時だと指摘しています。

Appleがディズニーを買収するという考えは、以前からありました。2006年にディズニーはピクサーを買収しましたが、ピクサーの生みの親はApple創設者スティーブ・ジョブズです。ピクサーが買収された後、当時AppleのCEOだったジョブズはディズニーの筆頭株主になりました。この大手エンターテイメント会社の統合をきっかけに、Appleとディズニーという魅力的な2大消費者ブランドを組み合わせるという推測が立ち始めます。

また、ディズニーの元CEOボブ・アイガー氏は昨年の秋に出版した自伝の中で「もしスティーブ・ジョブズが生きていたとしたら(Appleとディズニーは)会社を合併していたと思います。少なくともその可能性について真剣に検討していました。」と記しており、このことがAppleがディズニーを買収するのではないかという推測をさらに加速させていました。

マクターナン氏はAppleがディズニーを買収するべき理由として、”iOSのプラットフォームとディズニーの製品やテーマパークといったコンテンツを組み合わせることに魅力がある”と述べており、先日報じられたボブ・アイガー氏の辞任によるCEO移行もタイミングとして考慮すべきだと言います。

ストリーミングサービス事業としては比較的遅いスタートを切ったディズニーの「Disney +」ですが、サービス開始初日で1000万人の登録者を獲得しており、これはストリーミングサービスの王者Netflixの抱える登録者数の約9%にあたります。人気映画やドラマのコンテンツを豊富に抱えているディズニーの強みが活かされた結果となったわけです。Appleがディズニーを買収することになれば、現時点ではやや魅力に欠けるAppleのストリーミングサービス「Apple TV」を改善することにも繋がります。

両社の統合についてはあくまでも推測です。Appleは2014年の「Beats」買収以降は大規模な買収は行っておらず、個人的には企業を買収するよりは自社株を買い戻すのではないかと思います。Appleは「iPhone 11Pro」や「Airpods Pro」が大ヒットしたことで市場価値が上がっていますし。

対するディズニーも公開が延期した映画や製作中止の作品など、言わば「在庫」が急増している状況なので、簡単に売り手になるとは考えられません。なお、「Disney +」の新規加入者は3月14日〜3月16日の間に3倍に増加したことが報じられています。

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source : Barron’s , Screen Rant

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