先月、映画史に「映像革命」を起こしたSF映画の傑作『マトリックス』の4作目が新たに製作されることが発表されましたが、『アベンジャーズ(2012)』や『レディ・プレイヤー1(2018)』の脚本を手がけ、今回の新たな『マトリックス』の脚本を手がける作家のザック・ペンによると、現在ワーナー・ブラザーズは1作ではなく2作の『マトリックス』映画を製作中であることを明らかにしました。
people keep asking, so let me clarify there are two different #Matrix projects at wb. i wrote one set earlier in the timeline of the matrix universe. Lana Wachowski is directing a sequel that i did not work on, but cant wait to see. Neither of them are reboots. #notareboot
— Zak Penn (@zakpenn) October 5, 2019
「皆さんがずっと気になっているようなので、ワーナー・ブラザースが現在2作の異なる『マトリックス』プロジェクトに取り組んでいることを明らかにさせてください。僕はこれまでのマトリックス・ユニバースのタイムラインより一つ前の物語を書きました。これまで取り組んできませんでしたが、(監督の)ラナ・ウォシャウスキーは観るのが待ちきれないような新たな続編を監督していますよ。この2作はどちらもリブートではありません。」
以前ザック・ペンが新たな『マトリックス』の脚本を3作執筆しており、それがリブート版なのか続編なのかは明らかになっていないと報じられていましたが、本人の口から新たな『マトリックス』が2作構成で過去の物語を描く続編であることがこれで明らかになりました。
「僕は「オアシス(『レディ・プレイヤー1』に登場する仮想現実の世界)」が『マトリックス』に似ていると思うんだけど、どちらも独自のユニバースという点で本当に素晴らしいアイデアだと思う。だけどそれがきっかけで『(新たな)マトリックス』を執筆しようと思ったわけじゃないんだ。『マトリックス』はいまだに僕のお気に入りの映画の一つなんだよ。『マトリックス』を新たに公開したらみんな観に行くと思うよ。」
また、『マトリックス4』の製作が噂された時、これまでローレンス・フィッシュバーンが演じてきたモーフィアス役に『ブラックパンサー』や『クリード』のマイケル・B・ジョーダンが新たに起用されるとの噂もありました。もしマイケル・B・ジョーダンが起用されるのであれば、若い頃のモーフィアスを演じることになるのかもしれません。
そして、Varietyの記者ジャスティン・クロール氏によると、キアヌ・リーブスが演じるネオの若い頃を演じる俳優についてもキャスティング段階に入っているとのこと。一体誰が若かりし頃の「救世主」を演じるのか注目です。
現段階ではまだまだ謎が多い新たな『マトリックス』シリーズ。これまでの3部作でネオを演じてきたキアヌ・リーブスとトリニティーを演じてきたキャリー・アン=モスは4作目にも出演することが明らかになっていますが、現時点でローレンス・フィッシュバーンの出演は不明です。
『マトリックス4(仮題)』は2020年2月に撮影開始、2021年に公開と予想されています。
source : Comicbook.com , The Heroic Hollywood