ブラジルのサンパウロで行われているCCXP 2019にてマーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏は、Disney +で配信される『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の公式な静止画や『ワンダヴィジョン』の新たなビジュアルの他、MCUフェーズ4作品として注目される『エターナルズ』の一部映像を世界初公開しました。
8月のSDCC 2019に続き会場の中で最も大きなスペースを用意されたマーベル・スタジオ。来場した多くのファンから起きた「ケヴィン」コールと共にステージに登場したケヴィン・ファイギ氏は『アベンジャーズ / エンドゲーム 』の大成功に対する感謝の言葉を述べました。
「『アベンジャーズ / エンドゲーム 』は皆さんのおかげで大成功で終わらせることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。そして次にやってくることについてお話しできることに興奮しています。」
そう言って映し出されたのは『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の作品の一部の画像。
バッキー役のセバスチャン・スタンがほのめかしていた通り、バッキーは髪をバッサリ切ってショートカットになっています。
次に紹介されたのは『ワンダヴィジョン』のモノクロの画像。
ドレスを着たワンダとスーツ姿のヴィジョンがソファーに座っている1950年代風の映像です。
そして次に世界初公開となる『エターナルズ』に関する映像が公開されましたが、こちらはCCXPの来場者のみが観ることができたようで、オンラインでは公開されない映像とのことです。Colliderほかメディアによると、「撮影されたままの編集されていない生映像」だったとのこと。
映像はバリー・コーガン演じるドルイグの登場から始まって各キャラクターが紹介されたと報じられています。アンジェリーナ・ジョリー演じるセナは白いドレスを身にまとい意味深な笑みを浮かべます。サルマ・ハエック演じるアジャクが馬に乗って走るシーンや、ディヴィアンツと思われる巨大な軍隊も映し出されていたそうです。
また、リチャード・マッデン演じるイカリスとデルマ・チャン演じるセルシとの間に恋の物語が示唆されるような2人が手を繋いでいるシーンのほか、ダンサーに囲まれてカラフルな衣装を身にまとったクメイル・ナンジアニ演じるキンゴの姿も確認されたとのこと。
全体的に豊かな色味と神秘的な雰囲気を醸し出したクロエ・ジャオ監督のカメラワークは早くも高い評価を受けているようです。
映像の公開後、ケヴィン・ファイギ氏は「『エターナルズ』はこれまでにない作品であり、フェーズ4でMCUを再定義し、変えることになるでしょう。」と言い、さらに「エターナルズはアベンジャーズの存在を知っています。アベンジャーズのほうはエターナルズについてあまり知りませんが…『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2』でセレスティアルズが少し紹介されましたね。『エターナルズ』ではセレスティアルズの完全な真のパワーを見ることができます。」とコメント。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーをはじめ、今では広く知られたアイアンマンやアベンジャーズといったキャラクターは10年前まで知らなかった人がほとんどでした。エターナルズも公開後は広く知られ、愛されるようなキャラクターになるのでしょうか。
『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は2020年8月、『ワンダヴィジョン』は2021年春にそれぞれDisney +で配信予定。
『エターナルズ』は2020年11月6日に劇場公開予定
source : Collider , The Hollywood Reporter