MCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)作品最新作『ドクター・ストレンジ / マルチバース・オブ・マッドネス』に登場する新キャラクター「アメリカ・チャベス」が本来『スパイダーマン : ノー・ウェイ・ホーム』で大きな役割を担う予定だったことが明らかになりました。The Hollywood Reporterがその役割について報じています。
チャベスは2011年に出版された「Vengeance #1」にて初登場したヒーロー。ユートピア・パラレルという異次元の世界に生まれたチャベスはユニバース間を自在に渡り歩くことができる能力を持っています。
マルチバースをテーマに扱うマーベル・スタジオにとってチャベスは「長いことMCUに登場させようとしていた人物」であり、当初は『スパイダーマン : ノー・ウェイ・ホーム』で初登場が予定されていたそう。The Hollywood Reporterの関係者によると、アメリカ・チャベスはトビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールドを呼び寄せるという、重要な役割を担うはずだったとのこと。本来『ノー・ウェイ・ホーム』は『ドクター・ストレンジ / マルチバース・オブ・マッドネス』の後に公開される予定でしたが、パンデミックの中でマーベル・スタジオとソニーが公開日を変更したため、アメリカ・チャベスの登場はカットされ、その役割はピーターの親友であるネッドが担うことになりました。
そんなチャベスも、初登場を飾ることになった『ドクター・ストレンジ / マルチバース・オブ・マッドネス』ではその能力を遺憾なく発揮するようで、サム・ライミ監督がストレンジとチャベスの関係性についてこのように言及しています。
「ストレンジはマルチバースについてまだ学んでいるところです。そこに、実際に渡り歩けてしまうキャラクターが登場する。彼はいつも、知ったかぶりをしていて、この恐らく賢いであろう子どもから学ばなければいけないんです。」
あの傲慢なストレンジとティーンエイジャーのチャベスの奇妙な”師弟関係”にも注目したい。
『ドクター・ストレンジ / マルチバース・オブ・マッドネス』は2022年5月4日に公開予定
source : The Hollywood Reporter