『トランスフォーマー』シリーズでサム・ウィトウィッキー役を演じたシャイア・ラブーフが、主演最新作となる『The Tax Collector』での役作りのために胸に巨大なタトゥーを本当に入れたことが明らかになりました。
『The Tax Collector』はシャイア・ラブーフ演じるクリーパーとボビー・ソト演じるデヴィットの2人の税金徴収人とギャングの戦いを描く物語。拳銃や電気ドリルでギャング達を脅し、違法取引の売り上げの一部を徴収する”ビジネス”に明け暮れる2人ですが、ある日デヴィッドの息子が武装組織に誘拐されてしまいます。息子を取り戻すため、そして”ビジネス”を続けるため、2人はギャング達と激しい戦いを繰り広げていく…
監督を務めるのは『スーサイド・スクワッド(2016)』のデヴィッド・エアー。シャイアがエアー監督作品に出演するのは『フューリー(2014)』以来のこと。Movie Webのインタビューの中で、エアー監督はシャイアの徹底した役作りについてこのように語っています。
「今まで一緒に仕事をしてきた俳優の中でも、最も体と魂が役柄にコミットしている俳優の一人だよ。『フューリー』 では(役作りのために)自分の歯を抜いたし 、『The Tax Collector』では胸にタトゥーを入れた。彼は全身全霊を込めて役を演じているし、ここまでやる人は他に知らない。」
そしてシャイアが実際に入れたというタトゥーがコチラ。
オシャレの度を超えた、いやいやマジか…ってレベルの大きさ。シャイアは『フューリー』の撮影時もリアルさを追求するあまり、ナイフで自分の顔を切りつけて本物の傷を作り、宗教もキリスト教に改宗、衛生状態も戦争中の兵士に近づけるため4ヶ月間シャワーも浴びずに過ごしていたという逸話が残されています。メイクではなく実際にタトゥーを入れるという並々ならぬ役作りへのこだわりは他の俳優には真似できないでしょう。
昨年、シャイアは父親との複雑な関係を描いた半自伝的映画『ハニーボーイ』の主演、脚本を務めたほか、絶賛を浴びた『ピーナッツバター・ファルコン』にも出演するなど、ここ数年でかなり印象的な俳優として注目されています。『The Tax Collector』も記憶に残る作品になることは間違いなさそうです。あとはシャイアがタトゥーを入れたことを後悔しないといいのですが…
『The Tax Collector』は2020年8月7日にアメリカで劇場公開・映像配信予定
source : Movie Web