ライアン・レイノルズ演じるデッドプールが、MCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)に登場することが期待される中、ライアンがその可能性について自身の考えを明らかにしました。
2016年にR-指定作品として公開された『デッドプール』は下ネタやグロテスクな暴力表現を含み、これまでのヒーロー像を覆す内容で一躍大成功をおさめました。この成功が後の『LOGAN ローガン(2017)』や『ジョーカー(2019)』といったR-指定コミックス作品の成功へのきっかけを作ったといっても過言ではありません。続編の『デッドプール2』でもライアン演じるウェイド・ウィルソン(デッドプール)は、終始皮肉を含んだ毒舌と下ネタ全開のジョークを口にしており、収益性の高いR-指定映画の1つとして記録されています。
ですが、いわゆる”大人向け”のキャラクターであるデッドプールを、”家族向け”であるディズニー有するMCUの世界に登場させることができるのかというのは大きな疑問です。R-指定のヒーローがPG-13のMCUに登場するのか、それとも『デッドプール』という独立した世界観でのみの活躍になるのか。先日The Tonight Showに出演したライアンは、この疑問に対して「どちらにも無限の可能性がある」との考えを述べています。
「もしデッドプールがマーベル・シネマティック・ユニバースに登場するとしたら、それは爆発的で驚くべきものになると思うし、なんて素晴らしいサンドボックス(外界と隔離されて他に影響を与えない環境)で演じられるんだって感じですよ。でもデッドプールが(MCUに登場せずに)自分のフランチャイズの続編だけに登場するんだとしても、それはまた無限の可能性があると思うんです。」
ディズニーと20世紀フォックスの事業統合によって、今後の『デッドプール』はマーベル・スタジオによって製作されることになっており、『デッドプール』シリーズ前2作の脚本を務めたレット・リースとポール・ワーニック、そしてライアンはすでにマーベルで続編の企画が進んでいることを明らかにしていました。また、昨年のSDCCにてマーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏はMCUに「ミュータント」を組み込む計画があることを明らかにしていますがその方法と時期については明らかにされていません。
MCUへのデッドプール登場は間違いなく激アツな展開ですが、上記のR-指定問題に加えて、MCUという緻密に計算された世界にどのような理由で登場するのか、そこが大きな問題でもあります。全てはマーベル・スタジオ次第…続報を待ちましょう!
source : The Tonight Show