『アベンジャーズ / エンドゲーム(2019)』でMCUを卒業したトニー・スターク(アイアンマン)役のロバート・ダウニー・Jr。『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム(2019)』で描かれているように、どうやらトニー・スタークがいなくなったという事実は大きく、今後のMCUでもその影響が関わっていくように思われます。
先日当サイトでマーベル・スタジオがロバート・ダウニー・Jrを復帰させる可能性があることをお伝えしましたが、現在その話は保留になっているようです。
ある情報筋によると、ロバート・ダウニー・Jrはマーベル・スタジオに対してかなり多額のギャラを要求しているらしく、マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏はロバートの要求には答えかねているとのこと。また、ロバート主演の最新作『ドクター・ドリトル』の興行収入の失敗が、ロバートの交渉力の低下に影響しているとの見方もあります。
さらに、プライベートでワーナー・ブラザーズがロバートをDCEUに登場させる話し合いを持ちかけたとも言われています。実際MCUに出演していた俳優が、ライバルでもあるDCコミックス作品に出演することは初めてではありません。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督が現在DCEU作品『The Suicide Squad(原題)』を製作中で、その中には『マイティ・ソー』シリーズでヘイムダルを演じたイドリス・エルバ、『アントマン』シリーズでカートを演じたデヴィッド・ダストマルチャン、『マイティ・ソー / バトル・ロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでクラグリンを演じたショーン・ガンとヨンドゥを演じたマイケル・ルーカーなど、多くのMCU出身の俳優が参加しています。
ロバートがトニー・スターク役を演じたことがMCUを大きく成長させた要因の一つであることは間違いありません。その影響力を考えると、現在フリーとも言えるロバートをワーナー・ブラザーズが獲得しようとするのも頷けます。
MCUフェーズ4作品『ブラック・ウィドウ』と『What If…?』にロバートのカメオ出演があると噂されていますが、それ以降の出演については明らかになっていません。いずれにせよロバート本人はMCU作品に戻る可能性を否定していないため、今後の出演作品の興行成績が振るわなければMCUもしくはDCEUと出演交渉をするかもしれません。