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初代『スパイダーマン』監督サム・ライミ、正式に『ドクター・ストレンジ2』の監督に就任 ー 「スパイダーマンの伏線が実現するなんて」

ドクター・ストレンジ』の続編としてMCUフェーズ4で公開予定の『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題 Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』の監督に初代『スパイダーマン』3部作を手がけたサム・ライミ監督が正式に就任することがライミ監督自身の口から明らかになりました。



本来『ドクター・ストレンジ』続編の監督は、前作に引き続きスコット・デリクソン監督が続投する予定でしたが、今年の1月にマーベル・スタジオとの「創造上の相違」により監督を辞任、今後はエグゼクティブ・プロデューサーとして製作に関わっていくことが報じられました。その後マーベル・スタジオは後任の監督としてライミ監督に交渉中であると伝えられており、正式に監督就任にしたのかどうかは発表されていませんでした。今回ライミ監督はComicbook.comとのやり取りの中でこのように語っています。

「僕は子供の頃ドクター・ストレンジが大好きでした。だけど(その頃は)スパイダーマンとバットマンが常に最高の存在だったんで、僕の中でドクター・ストレンジは5番目ぐらいでしたね。『スパイダーマン2(2004)』を製作していた当時は、僕が『ドクター・ストレンジ』手がけることになるとは思いもしてなかったんで、作中にその伏線があったことは本当に面白いですね。将来自分が参加するプロジェクトを事前にわかる先見性があればいいのにって思いますよ。」

ちなみにライミ監督の語る伏線とは『スパイダーマン2』の作中にて、デイリー・ビューグルの編集長J・J・ジェイムソンが部下ホフマンと、犯罪行為に走ったオクタヴィアスの通称を決めるシーンのこと。このシーンでホフマンは「Dr オクトパス、イカ博士…Dr ストレンジ」とストレンジの名前を口にしているのです。この際ジェイムソンは「それもいいが、漫画のパクリだ」と否定しています。



現在マーベル・スタジオは全ての作品の撮影を一時中断していますが、『ドクター・ストレンジ』続編はプリプロダクション(撮影準備)がリモートワークにて進行中。6月の撮影開始を目指しているといいます。

脚本は新鋭ジェイド・バートレット、MCUドラマ作品『ロキ』のマイケル・ウォルドロンが執筆。キャストにストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチをはじめ、ウォン役のベネディクト・ウォン、モルド役のキウェテル・イジョフォーが続投。前作でクリスティーン・パーマー役を務めたレイチェル・マクアダムスは復帰しないと伝えられています。

『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題 Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』は2021年11月5日公開予定

source : Comicbook.com

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