全22作品、11年に渡って作り上げられてきたMCUの「インフィニティ・サーガ」の中で、アイアンマンを演じるロバート・ダウニー・JrはもはやMCUの顔とも言える俳優です。2008年に公開されたMCUの第1作『アイアンマン』が世界興行収入が5億8500万ドル(現在1ドル=111円換算で約652億3000万円)を記録して以来、MARVELは映画界の大ヒットメーカーとなっていき、俳優の給料の基準を大きく引き上げたと言われています。
そんなロバート・ダウニー・Jrは『アベンジャーズ / エンドゲーム』で一体いくら稼ぎ出したんでしょうか?
『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』での収入
まずは前作『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』での収入から。The Hollywood Reporterによると前作のロバート・ダウニー・Jrの収入は7500万ドル(日本円で約83億6200万円) だったそうです。もはや一般人の僕からすると凄すぎて全然ピンと来ないですが、これまでの全22作の興行収入累計200億ドル(日本円で約2兆2300億円)というモンスターヒットメーカーならこれだけの給料を支払ってもおかしくはありません。
ちなみにロバート・ダウニー・Jrが『スパイダーマン : ホームカミング』に出演した際の収入は、3日間の仕事で1日500万ドル(日本円で約5億5700万円)を受け取ったそうです!1日で5億ですよ!?さすがはハリウッドで最も高額なギャラが支払われる男…
映画の売り上げに応じた給料が支払われる
また、ロバート・ダウニー・JrはMARVEL STUDIOS代表のケヴィン・ファイギ氏と映画の売り上げに応じた給料を支払うという「ファースト・ドル・グロス」契約を結んだようです。
『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』は公開から1週間で13億ドル、総額で20億4000万ドルの興行収入を記録しています。そしてComingsoon.netによれば『アベンジャーズ / エンドゲーム』は公開から現在7日(中国などの先行上映含む)で既に14億8000万ドルを突破したとのこと。このペースでいくと現在世界興行収入1位『アバター(2009)』の27億8800万ドルを越えて歴代最高興行収入の記録を塗り替える可能性も出てきています。
そして前作『インフィニティ・ウォー』での収入が7500万ドルだったことから、今作『エンドゲーム』の収入は1億ドル(日本円で約111億5000万円)を越える見込みだと言われています。
ちなみに共演者であるキャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスとソー役のクリス・ヘムズワースは『インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』の2本をそれぞれ1500万〜2000万ドル(日本円で約16億7000万〜22億3000万円)の間で契約したそうで、ブラック・ウィドウ役のスカーレット・ヨハンソンは6月から撮影が開始される単独映画『ブラック・ウィドウ(仮題)』を2000万ドル台で契約したと報じられています。
今後展開されるストリーミングサービス「Disney+」で配信予定の『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』のアンソニー・マッキーやセバスチャン・スタン、『ワンダヴィジョン』のエリザベス・オルセンやポール・ベタニー『ホークアイ』のジェレミー・レナーはそれぞれ別の契約を結んだとされています。また、これらのドラマはそれぞれ6〜8話の配信になるとのこと。
MARVEL STUDIOSは今後アンジェリーナ・ジョリーを起用し、今年から撮影を開始する予定の『エターナルズ』、初のアジア人ヒーロー『シャン・チー』などの製作を予定しています。これらもきっと大ヒット作品になると思います。MARVEL STUDIOSはしばらく安泰かも。
『アベンジャーズ / エンドゲーム』は全国で公開中。
source : The Hollywood Reporter , Comingsoon.net