40年に及ぶスター・ウォーズの物語がついに来月公開の『スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け』をもって完結します。これまでスター・ウォーズにはユニークなキャラクターが数多く登場してきましたが、中でもR2-D2とC-3POのコンビはスター・ウォーズファンでなくても知っている人は多いでしょう。
R2-D2は『スター・ウォーズ / フォースの覚醒(2015)』と『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ(2017)』で、隠居していたルークの居場所を示す地図を持っているというストーリー上極めて重要な役割を担っていました。
ですが相方のC-3POはこの両作品においては特に重要な役割があるわけでもなくレイアのアシスタントを務めているだけで、C-3PO役のアンソニー・ダニエルズも「『最後のジェダイ』ではC-3POはただのテーブルデコレーションになってましたね。もっと価値があるキャラクターなのに残念です。」と胸中を語っています。
ですが監督のJ・J・エイブラムスは、UPROXXのインタビューの中でC-3POが『スカイウォーカーの夜明け』で物語の中心を担う存在になることを明らかにしました。
「彼はこの物語の中心であり、本当に素晴らしい役割を担っています。アンソニー・ダニエルズが色々やってくれますよ。彼はそれを知った時興奮してましたよ(笑)。”聞いてくれ、その役割が欲しかったんだよ!”って。」
また、C-3POが前2作品で活躍しなかった理由については「物語の本質に焦点をあてて、その物語に何を望むのか。そのために最善を尽くしたからです。ご存知の通り、私は特定のキャラクターがどのくらい登場しているかとか、どれぐらい使われているかといった見方はしていません。物語のために(必要な)キャラクターを使いたいというだけなので。C-3POはこれまでの物語の中であれ以上多くのシーンに登場する必要はなかったと判断したんです。(今作で)C-3POがこれまで以上に多く登場することになったのは、戦略的なことではなかったんです。単に、十分に活かされていなかったC-3POを使ってこれまで語られなかった彼の物語を伝えることが、作品のストーリーを描くうえで最適だったんですよ。」とあくまでも、ストーリーを最重要視したことによると言います。
これまで永らくC-3POとしてスター・ウォーズ・サーガを紡いできたアンソニー・ダニエルズは今作でその役目を終えるとのこと。一体どのような形で物語を締めくくることになるのでしょうか。
『スター・ウォーズ / スカイ・ウォーカーの夜明け』は2019年12月20日日米同時公開
source : UPROXX